痴漢電車〜紗弥〜 3
それから数分で大勢の警官が待ち構えている駅に止まった。その車両に乗っていた紗弥と暁以外の男達は全員逮捕された。
その後紗弥と暁は事情聴取を受け、薬局に行った。
そこで暁は紗弥に避妊薬を渡した。
「最近の避妊薬は強力でさ、出された後に飲んでも確実に妊娠を防いでくれる」
「あ、ありがと・・・」
そう言って暁はニヤッと笑った。
暁は言った。
「ここから、どうすんだ?戻るんだろ?お前の家の方の電車は、7分後に普通・11分後に快速・18分後に急行が来るぞ。どれに乗るんだ?」
紗弥は言われて気づいた。
戻らなくちゃ…でもまた痴漢されるかも…そしたら普通電車がいいのかな…
「私、快速で帰ります。ちょうど私の住んでる街行だし」
「そうか、なら気をつけて帰れよ」
このとき、暁は再びニヤリと笑ったが、紗弥は気づかなかった。
「はぁ…」
駅で電車を待ちながら紗弥は思った。
『まさか弓塚くんが助けてくれるなんて…ちょっと嬉しいな…』
紗弥は確かな幸せを感じていた。
『それにしても…弓塚くん…さっき私の裸見たんだよね…』
そんな事を考えていたら紗弥の下腹部に疼きが感じられた。
『え…!?ヤダ…どうしよう…濡れて来ちゃった!?』
下着が風にあたり、ひやりと冷たくなる。
『そうだ…さっき犯された時の精液っ…アレ、抜かなきゃダメよね!だって…ピル飲んでも直らない事も…』
適当な理由を付けて、紗弥は公衆トイレに向かった。
「あ…ぁんっ…ゆみ…づかくん…っ」
紗弥の秘部からは、先程の精液と愛液が混ざり、コポコポと音をたて、流れ落ちて行った。
「あぁん…っ紗弥…ク〇ちゃん気持ち良いのぉ…っ弓塚くん…っ…もっと…もっとぉ…っ」
紗弥は頭の中で、暁に犯されていた。
「あ…あっ…弓塚…くん…っ紗弥…イっちゃう…っ…イっちゃうよぉ…?…あっふあぁああぁっ!!!」
ハァハァと不規則な息を調え、紗弥はトイレのドアを開けた。
――――そこには
「よぉ。紗弥。どうだ?一人Hは…楽しかったか?」
紗弥は暫く身動きがとれなかった。