初体験はお姉ちゃんそして…… 184
その後散々強制射精をされた僕は、気が遠くなっていった。
「お願い……お姉ちゃん……見てないで……助け…て…」
気が付いた時、僕はお姉ちゃんのベッドに寝かされていた。
「あら、気が付いた?」
「お姉ちゃん……」
「ちょっと無理な注文だったわね。沙耶が前立腺を攻めることを知ってるとは思わなかったわ。」
「……お姉ちゃん……」
「ビックリして助けられなかったわ。」
「でも…助けてくれたんでしょ?」
「失神したら茜も沙耶も驚いてたわ。」
「そうだった?」
「ええ。射精していきなり力が抜けて、その上体が痙攣してたもの。」
「そうなんだ……」
「どう?動ける?」
「動けるけど……」
「『けど』何よ?」
「今夜は一緒に寝て。」
「はいはい。良いわよ。」
お姉ちゃんはちょっと呆れたような顔をしながらも僕を優しく抱きしめてくれた。
「で、私は怖くないの?」
「お姉ちゃんは限度を知ってるから。」
「そうかしら?」
「茜も沙耶も限度を知らないよ。特に茜には一対一で何回か失神させられてるから。」
「そうね……」
「お姉ちゃんは僕が哀願すればやめてくれるから……それにお姉ちゃんに失神させられたことはないよ。」
「まあね。アンタは弟だからよ。」
「どういう事?」
「やりすぎると壊れちゃうって分かってるから。逆に茜と沙耶は『お兄ちゃんだから大丈夫』って思ってるんじゃないかしら?」
「ふーん。そうかもね。」
「あ、アンタは茜と沙耶と私3人に遠慮があるでしょ?」
「お姉ちゃんには甘えっぱなしで悪いなって……」
「遠慮があるからそう思えるのよ。」
「じゃあ今夜は思いっきり甘えさせてね。」
「いつでも甘えさせてあげるわ。」
僕はその言葉を聞いてお姉ちゃんの胸にかじりついた。
「そんなに強く抱きつかなくても逃げないわよ。」
「うん。お姉ちゃん…お姉ちゃぁん…」
「ふふふ。可愛い。」
お姉ちゃんは僕の頭を撫でてくれた。
「このまま寝なさい。抱いててあげるから。」
「うん……ありがとう。お休みなさい。」
僕はお姉ちゃんとその愛に包まれて眠った。
「『○泉元首相、靖国参拝』だってぇ。これ何が問題なのぉ?」
「沙耶も知りたい〜。」
「A級戦犯が合祀されてるから。」
「A級戦犯って〜?」
「終戦直後、連合国が『平和に対する罪』とか『人道に関する罪』って言うのを作って日本の最高指導者たちを裁いたんだよ。その時死刑になった東条英機とか松井石根、広田弘毅など7人が……って聞いてる?」
「既に茜も沙耶も混乱してるわよ。」
いつもの朝がやってきた。