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背伸びしたいお年頃。
官能リレー小説 - ロリ

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背伸びしたいお年頃。 7

中学生からとはいえ、“素敵”と言われれば悪い気はしない…
まあこの子が中学生だから緊張せずに話しも出来るんだけど;…

「年上をからかっちゃダメだよ…僕がその気になったらどうするんだ?…」
「クスッ…“その気…”って、何かいい事でもしてくれるんですかぁ〜…」

「いいこと?まあ、そうだね…」
翼はそんな結菜の顔を見ながら考える。

彼女を傷つけることはしたくない。
ただ、このままいけば欲望に負けてしまう自分がいる。でもむしろ欲望のまま突き進んでもいいのか。彼女はそれを望んでいるのだろうか。

車を人通りのない路地に進め、結菜のほうをうかがう。

「いいのか…?」
翼は半信半疑ながらそれだけを聞く…
もしこれでこの子が、僕が何を言っているのか理解することが出来なかったら…それ以上はやってはいけない…やるのは止めようと思っていた。

僕の言葉に彼女は俯く…

理解したのか?…
彼女の真意が分からず僕は眉を傾ける…

結菜は翼の方を向いて、笑顔を見せる。
それに翼は一歩引いてしまう。

「いいですよ、私のこと、翼さんのお好きなように…」
「僕なんかで…」
言葉を続ける前に、結菜の唇が翼を塞ぐ。

「そんな弱気な言葉はいりません。私は翼さんが…好きです」

翼は結菜のその告白に戸惑ってしまう…
まあ子供ありがちな自分に酔った行動なんだろう…

それでも出会ってから数10分しか経ってはいないのにも関わらず、自分の気持ちを真っ直ぐに向 けてく る結菜のその行動力が羨ましかった。

「あ、ありがとう…嬉しいよ…」
翼は照れながら、何年かぶりに女性に触れたその自分の唇を…そっと押さえた…

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