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背伸びしたいお年頃。
官能リレー小説 - ロリ

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背伸びしたいお年頃。 6

そう言われて砂浜のほうを見る。
さっき怒って戻っていってしまった金髪の少女…アリスがこちらに向かって笑顔で手を振っている。

「ね?」
「ああ…」
笑うともっと可愛い子なんだ…いやそういうことじゃなくて、か。

「荷物は預かってくれてるし…行きましょ?」
「ああ」
翼は車を発進させる。

せめてあのアリスとかいう子だったらよかったのに…
翼はハンドルを握りながら、今見た彼女の笑顔を思い出す…

でもあの子にはあのライフセーバーがお似合いか…
笑顔の横で白い歯を見せていたライフセーバー…
逞しい身体を持ったあの男とナイスバディの彼女…誰が見たかって理想なカップルだ…

それに比べたら、こちらの結菜ちゃんだっけ…
顔立ちは幼く見える。しかしそれに反して胸や太ももは肉付きよくて実年齢より年上に見える。
最近の女の子って成長早いんだな…

「あの、お兄さんお名前は?」
「翼…」
振り向くとその谷間が強調されて、もうどうにかなってしまいそうだ。

「翼さん、ストレスないですよね?この時期事故が多いので気をつけて」
「ああ、外車のエアバックが強力だから、君みたいにか細いと危ないからね」

結菜も若いなりに人を見ているみたいだ。翼が単なる見栄張なら余裕が無かったり、車への愛が過剰で些細な事で怒りかねない。
でも、翼は幼い頃から才気がないと言われ、活躍は望まれずに体育会系文化系問わずスポンサー的なことをしたりいろんな行事に顔を出したりと、パトロン的な役割を周囲に期待されていた。
実務に一切携われなくとも、支援している相手から守られるし、外車に乗って遊んでいるだけで一族の威光は健在であるとの役割を果たしているので、結菜の心配は当てはまらない。

「君達のグループって、発育良過ぎなくない?」
「どうしても似たような特徴の子同士で集まりやすいんです」
「女の子だからね」
「おっぱいが大きいと苦労もあるんです」
「少なくとも、ビキニは似合って見えるけど」
「お上手なんですね。結構モテるんじゃないですか?」

「そう見えるかな?」
「はい、同級生なんかよりよっぽどタイプですよ」

自分の成長が早いと周りの同年代は子供に見えるかもしれない。
思春期の成長は女子の方が早いと聞くからなおさらか。

「その逆だよ。女の子と話すのさえ緊張するよ」
「今の翼さんはそう見えませんよ…素敵です」

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