学級崩壊……? 18
市岡先生の言うことももっともだと思う。
しかし、先ほどのようなことを思うと、野放しにしっ放しにしておくのもどうかと思うのだが、ぎちぎちに禁止事項で固めてしまうのも彼女たちのためにはならないとも思う。
さじ加減が難しいのだ。
「うーん…考えてみます」
「新田先生なら、絶対にできると思ってます」
長い長い一日目はようやく終わりを告げるのだった。
疲れていた。風呂に入りたかったが、シャワーだけ浴びて、すぐに一人で泊まっている部屋に戻り、寝た。
翌朝。
「おはよー、せんせー」
「おはよー」
何時くらいだろう?外はもう明るい…っていうか、その声は?
「お前ら、なんでここにいる?」
目を開けると、上から俺を覗き込んでくる2人の姿。
川上舞と宮島有紗。
クラスの中でも飛び切りの問題児が、なぜかそこにいた。
「なんでってさ、センセ迂闊過ぎるんだよー。部屋の鍵開けたまんま寝ちゃうってさぁ」
「何だと…?」
確かに昨夜はあまりに疲れてベッドに横になったらそのまま眠りについて、部屋の鍵を閉めたかどうかすら記憶にない。
「でもすっごいねセンセ、朝一のシコシコできちゃいそうじゃんっ」
舞が俺の了解も得ずにジャージの下側を下ろしていく。
俺の下半身は朝っぱらから情けないことにガチガチに勃起して肉棒がパンパンに膨らんでいた。
昨日は一体何回やったのか、自分でもわからないほど。それになんだか夢の中でもやってたような気がして、それで股間がこんなことに…男ってのは、みんなこういうもんなのか。
「んふふ、私も昨日センセとやりたかったな」
有紗がむき出しにされた肉棒を見て微笑む。
問題児の中の問題児であるこの2人だが、昨日のお説教組には含まれていなかった。
「ちょっとハメ外した方がよかったのかも、なーんて」
「一般クラスの男子来てたらしいしね、でしょ?センセ」
ああ、そんな話もあったな…彼らは強制送還されたようだが、ある意味の被害者でもあるのかな…