人類が宇宙に出るようになり、200年程が過ぎた、恒星間航行技術が確立した世界です。
人類は、宇宙人など異種族との接触はしているものの、大きな衝突は今まで経験していません。
地球からほど近い星系あちこちに手を伸ばして、調査や開拓を始めています。
そんな世界のある青年の、開拓スローライフ物語です。

宇宙への本格進出に先立って、人類同士の戦争や紛争を減らすべく、受胎出生する新生児の男女比がやや女児が多くなるようにする遺伝子改変が行われています。
それからすでに150年ほどが経っており、人類全体で男性がやや少なめです。

四条　勝大　（しじょう　かつひろ）…27歳の青年。親の遺産を元手にそれをうまく増やし、自分の星を得て開拓するという夢を叶えるべく、地球型惑星を一つ手に入れた。
長身で、四十路に入ってもナイスミドルになる程度にはイケメン。

ヒルデガルト　勝大がメイド兼秘書として購入したバイオノイド、つまり生体タイプのガイノイド。
要はお手伝いさん。宇宙船内ではクルースーツ、開拓星では作業服を着ていることが多い。時にはメイド服を着ることもある。
髪色はブラウンで、すらっと背は高いがメリハリも十分ある身体をしている。
性行為も生殖も可能な設計になっており、彼女の生体部分はそのまま遺伝子に組まれており、機能のうちメカによる部分などは、生体へと読み替える形で生殖細胞の遺伝子が組まれている。

人類以外の知的生命体の登場はオッケーです。
ただ、この星は大量絶滅からそう長く経っていないので、人間や亜人は見つかっていないです。

主人公に子孫は持たせようと思っていますので、妊娠描写などを行いたい場合は事前に相談してください。
ハーレムを目指すわけではないので、むやみにヒロインを増やさないでください。
エロにおいても、アヘ顔や女性の裸体に落書きといった下品な事は控えてください。
あまり人間からかけ離れた生物などとのHはやめてください。獣姦などはジャンル違いです。

強盗に襲われ、身を守るために正当防衛で殺害するといった程度の殺人はありえます。
猛獣や害獣の退治もありえます。
戦争ものにするつもりはないので、宇宙戦争に巻き込まれるなどの展開は無しで。
どうしても戦争などを背景などに絡めたい場合は、相談してください。

　人類が宇宙に出るようになって、200年程が過ぎた。
　星々が煌めく宇宙の、とある片隅。

「ここが、俺の星……」

　軍の給糧艦を払い下げてもらった宇宙貨物船「木星」号の船橋で、俺、四条勝大は青く輝く星を眺めていた。
　自分の星を持ちたいと、親の遺産を元手にあれこれ努力して増やした金で得た、この地球型惑星。ここを開拓して、俺は大牧場主のような悠々自適の生活をするんだ。
　大気圏内を目指して進む「木星」は、すでに大気圏内進入を目指して自動で進路や速度を調整している。
　そこに、俺と同じようなクルースーツに身を包んだ女が声をかけてきた。

「マスター、そろそろ安全モードへ」
「ありがとう、ヒルデガルト」

　彼女、ヒルデガルトは俺がこの船と星を得るにあたって一緒に買い付けた、秘書兼メイド用のバイオノイドだ。
　俺は、操縦席に座り安全姿勢に体を固定した。
　隣の席で、ヒルデガルトも副操縦士席に座り、その豊満な身体を安全姿勢に固定した。