異世界からのシシャ 5 特殊スーツは、私の身体にぴったりとフィットしていた。いや、フィットどころではない。皮膚とスーツが融合しているかのようにその境界線は曖昧で、スーツを着ているというよりは新たな皮膚を手に入れたかのようだった。 「こ、これは…」 私は自分の身体に起こっていることに驚きを隠せなかった。スーツの各所を走るエネルギーラインは、今や私の身体の一部となっているようで、その赤い光は脈打つように点滅している。