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バーチャル世界
官能リレー小説 - SF

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バーチャル世界 4

グチュッヌチャッ!
「ひぎゃぁああっ!」
中は信じられないくらいヌルヌルしていて、まるで巨大な膣の中みたいだった。そんな肉壁が老人を包み込む。
「や、止めてくれぇっ!ワシは死にたくないぃっ!」
必死で這い出でようともがくが、ヌルリと滑って抜け出すことが出来ない。それどころか内壁に身体を擦られて余計に気持ち良くなってしまう。
「あ、ああっ…駄目じゃ…こんな…」
そしてとうとう限界が訪れてしまう。
「イ、イクゥウウッ!」
ビュルルルーッ!ピュッドピューッ!ビュルルルーッ!
盛大に精を放ち、果てる老人。周囲の男達は羨ましそうな目でそれを見ながら手淫を続けていた。
「ふん、まだ足りぬわ」
そう言うと巨人は老人を飲み込もうと口を動かし始めた。グチョッグチャッ!と嫌な音を立てながら咀嚼していく。
「ああっ!き、気持ちいい!」
絶頂の叫びが辺りに木霊した。
ゴキュリという音とともに巨人の喉が膨れ上がり、飲み込んだ事を示す。
『チンコ食い』その巨人は、そう呼ばれていた。彼の正体を知る者は誰も居ない。分かるのは彼が電脳世界に生息すること、人間の精を貪り食うということだけだ。
□□□
名前:チンコ食い(仮)
種族:電脳生命体?
レベル:不明
通称:電脳世界の捕食者
体力:1億5646万6644
魔力:8200万5549
攻撃力:1億3869万1153
防御力:9999万4550
□□□
このステータスをみる限り、明らかに人間を遥かに凌駕している。しかも、まだまだ成長する余地があるようだ。
もしかしたら、この電脳世界の人々の思念の集合体なのかもしれない。
バーチャル世界に来るような人々は、皆欲求不満や深い悩みを抱えているから。
この社会は、ストレス社会と言われている。
仕事や人間関係に悩みを抱えながら生きている人が殆どだ。そんな人達が、電脳世界という逃げ場を求めてダイブする。
そこでは現実世界では決して味わえない快楽を味わうことが出来るから。
そしてまた、バーチャル世界ではどんな変態的なプレイでも許される。だからこそ、人々はバーチャル世界に依存してしまう。
その結果、現実世界の人間関係が希薄になったり自殺する人が増えたりするなど弊害もあるが、バーチャル世界の利用者は増える一方だ。


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