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孕神
官能リレー小説 - SF

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孕神 15

「ええっ!?ちょ、ちょっと待ってよ!
 僕には美咲ちゃんと百合花ちゃんが・・・!」
「その2人は今訓練中でしょ?だったら私たちの相手をしてもいいじゃない」
「そうそう。それにこれは浮気じゃないわよ?
 だってマイスターはたぁくさん女の子を孕ませないといけないんだから」
抗議をする司に、クラスメートたちが女豹の笑みを浮かべて逃げ道をふさぐ。
彼女らはもうガマンできなかったのだ。
幾人もの女を孕ませ従わせる、マイスターという男への好奇心。
強いオスの子供を産むというメスの本能に。
だがそんな理屈、司には知ったことではない。
「で、でも―――!!」
「「「問答―――」」」
「「「―――無用♪」」」
「わ、ちょ、ちょっと待・・・!アーーーーーーーッ!?」
なおも抵抗しようとする司を押さえつけ、集団逆レイプを敢行する女たち。
こうして未熟なマイスターとディーヴァの訓練は始まった。
訓練は日を追うごとに過酷さを増していく。
最初は美咲たちの1時間の快楽耐久訓練が2時間、3時間と伸び。
吸引カップにも舌のようなものが取り付けられてさらなる快楽を引き出され。
口にも疑似的なディープキスを楽しむための機材が付けられるようになる。
司のほうも気絶すれば終わりという単純なものから、全員を1回イカせることを義務付けられ。
時には1日中自慰をして精液を吐き出し続けるという意味不明な訓練もさせられた。
「はうぅぅんっ!?」
「おほおぉぉぉうっ!?」
「うあああぁぁぁぁっ!?」
暴力的なまでの快楽地獄に喘ぐ司たち。
だがこの訓練によって、彼らは大きな成長を遂げることになる。
それは彼女らの訓練相手を務めていた紗英たちの予想をはるかに上回る形で。
そして彼らが初期訓練を終えるころ。すっかり忘れられた天災が戻ってくる。
そう、司を探していたあの小柄な先輩が再び動き出したのである。

順調に訓練が進むある日・・・
学校で司は職員室にいた。
その職員室の紗英に振り分けられた部屋。
クラスメイト達の熱烈な求愛に嬉しくも疲れる司の現在の憩いの場だった。
美咲と百合花とも一緒にいない理由は、彼女達も学校が唯一の息抜きだから・・・
司がいれば大騒ぎになるクラスメイト達も、いなければそれなりに大人しくて2人に優しい。
それもあって逃げ込んでいるのだが、一番の目的は紗英だ。
司は紗英の巨大な乳塊にむしゃぶりつき、片方を吸いながらもう片方を弄ぶ。
生まれてから吸い続けてる紗英の乳はそれだけでなにか落ち着くのだ。
「いつまでたっても甘えん坊さんね」
嬉しそうに微笑む紗英のそんな言葉も嫌じゃない。
司の乳母であり育ての親、そしてクラスメイトの一人である凛の母親・・・
恐らく産みの親以上の存在なのかもしれない紗英は、美咲や百合花と違う意味で特別な存在だ。

ただ、最近この母親同然の紗英に激しく欲情している自分を司は感じていた。
母親としての繋がりを維持したい一方で、女として繋がりたいと思ってる。
そんな感情のせめぎあいが続いていた。
まして最近では能力開発のためという名目で、美咲と百合花との接触が禁止されている。
いくら訓練でたくさんの女性を相手にできるとは言え、マイスターとディーヴァのつながりに勝るものはそうない。
司は悶々とした思いを―――平たく言うとストレスと性欲を―――確実にためていた。
今日こそはこの心に秘めた思いを打ち明けるべきか?それとも否か?
紗英のミルクで欲望たぎる心を落ち着けながらそんなことを考えていると。

キーンコーンカーンコーン・・・

「あ・・・」
「あら、もうこんな時間?
 ごめんなさい、司くん。名残惜しいけど、もうおっぱいの時間は終わりにしましょう。
 早くしないと次の授業が始まっちゃうわよ?」
無情にも休み時間の終了を告げるチャイムが鳴り、紗英は司の口から乳房を離した。
まだ飲んでほしいと彼女の胸はトロトロと甘い白蜜を流して抗議するが、すぐに母乳パッドつきのブラジャーにしまいこまれた。
蜜月の時間はもうおしまい。ここからはまた教師と生徒の関係である。
司は今日もチャンスを逃してしまったことに何十回目となる後悔をせずにはいられなかった。
そんな彼の気持ちを知ってか知らずか、紗英は司の頭をなでながらこう言った。
「ふふっ、そんな残念そうな顔をしなくても大丈夫。
 Hなら訓練でたくさんの女の子を相手にできるでしょ?
 それに家に帰ったらまたたくさんおっぱいを飲ませてあげるから・・・ね?」
違う。ほしいのは先生のミルクだけじゃない。
そう言いたかったが、駄々をこねて彼女を困らせるわけにもいかない。
司はしぶしぶうなずいてその場を後にした。

「・・・はぁ。何で僕ってこうも意気地なしなんだろ・・・。
 これじゃいつまでたっても紗英さんとHできないよ・・・」
放課後。司は1人、帰宅の途についていた。
今日は訓練も休みで、物珍しさに追い掛け回す生徒たちも少なくなって万々歳・・・のはずだが、どうにも司の顔は晴れない。
少しずつ目覚めているマイスターの性欲が、彼の心に影を落としているのかもしれない。
しかしそんな彼に1つの救いが待っていた。
「お久しぶり・・・と言えばいいのかしらね?嘉納司くん?」

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