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バーチャル世界
官能リレー小説 - SF

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バーチャル世界 2

そう思った時だった。急に視界が揺らぎ、あちこちで悲鳴が上がる。
何かが干渉してきている、そう思った時にはもはや回線を切ることすら出来ない混乱状態へと陥っていた。
「何なんだ?俺の機械が壊れたのか?」
「それならこんな大規模な異変は起こらないはずよ!」
隣で誰かがそう言っていた。
確かにその通りだ。電脳ヘルメットの故障であれば、もっと小規模かつ局地的な現象が起こるはずだ。
だが、目の前に広がる惨状はそんな可愛いものではなかった。
「うわあああっ!」
突然、男性の断末魔のような叫び声が聞こえる。
その方を向いた瞬間、思わず目を疑った。
何故ならそこには、現実世界では有り得ないものが立っていたからだ。
それは、全身が真っ黒に染まった巨人。
身長は約5メートルはあるだろうか。まるで影がそのまま実体化したかのような存在だった。
そして、その黒い巨人はゆっくりと手を伸ばして男性を捕まえると、そのまま口の中に放り込んでしまったのだ。
グチャッグチュッ!
巨人の口から咀しゃく音が聞こえてくる。だが、その音は噛み砕くようなものではなく舌の上で転がすように味わっているようであった。
巨人の頭部が膨れ上がり、中の男の姿が露わとなる。
男は白目を剥いて、完全に意識を失っていた。そんな状態でも彼の股間は元気よく勃起しており、ピクッピクッと痙攣していた。
あの巨人の内部は柔軟で複雑な構造になっているらしく、まるで巨大なオナホールのように男を包み込んでいるようだ。
男を飲み込んだまま、今度は別の男に手を伸ばす。
「い、嫌だ!俺は死にたくない!」
必死に抵抗する男だったが、巨人はその腕を掴むと軽々と持ち上げ、そのまま大きく開いた口に運んでいく。
「ひぃいいいっ!た、助けてくれぇええっ!」
そう叫んでいた男であったがやがて抵抗虚しく、バクン!という大きな音をたてて飲み込まれてしまった。
その途端、その男までもが急激に勃起し白目を向いて悶絶し始める。
「んほぉおおおっ!」

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