女子校生解体新書 1
「ううん・・・」
F県の白崎女子高校に通う1年生、工藤里美は、ようやく目を覚ます。
「ここ・・は?」
確か自分は帰宅中だった。だが不意に背後から何者かに何かを押し当てられ、それ以降の記憶がない。
起き上がろうとするが、彼女の両手、腰、両足首にはなにやら足かせのようなものがはめられており、自由に身動きができなかった。
「ちょっと、どうなってるの!?」
首だけを動かし、周りを見回す。そこは何かの実験室のような無機質な部屋だった。
「被験者の意識が戻りましたが?」
不意に声がしたほうを向くと、そこには5人ほど白衣を着てマスクを着用した者たちが立っていた。
「な・・・なんなのこれ!?」
一人がこちらに近づいてきた。
「やあ、工藤里美さん?私はTA製薬の新薬開発部主任の蔵元と言うものだ」
JK一人を拉致監禁するという立派な犯罪行為を犯しておきながら、堂々と自分の身分を明かすこの蔵元と言う男。
「ちょっとアンタ!あたしをどうする気!?」
「君は被験体として選ばれたんだよ、だからここに居るのさ」
そういって彼は、なにやら資料を見せびらかす。
それは、二週間ほど前に行ったばかりの里美の健康診断の書類だ。
「そんな!!なんでそれが!!」
「君の学校のOGがこの会社で多く働いているのは君だって知っているだろう?実はあそこの理事長とうちの会社の重役の一人が親族なのだ」
「そんな・・・」
「だからコネ入社も多い、そしてもうひとつの契約に、10年に一度、10代の少女のデータを得るために生徒を一人提供すると言うものがあるのだ」
それを聞いた里美は驚愕する。
「あたしは、どうなるのよ・・・」
「無論表向き捜索は続けられるよ、しかしいずれは打ち切られる、君は死んだことになり戸籍から消えるのさ」
「そんなの・・・どうしてあたしなのよ!?」
「健康状態が良好なこともあるがもうひとつ、君は1回、万引きで停学を食らっているだろう?」
それを聞いた里美は言葉を失った。
「あの由緒ある学園が、なぜ一度とはいえ非行を行った君を置いておいたか、全てはこのためだったのさ!」
「いやあああああ!!!」
「恨むなら、出来心を起こした過去の自分自身を恨むと良い」
「いやああ!!助けてえ!!死にたくないよおお!!おかあさあああん!!」
「騒いだところで、誰にも聞こえないぞ、あきらめな・・・、それに本当に『死なせる』わけじゃない」
蔵元は泣き喚く里美の頭をポンポンと叩くと、メスや鉗子、注射器の乗せられた金属トレーを隣のテーブルに置いた。その横には骨を切断するためのノコギリまでおいてある。
「ふーん、このまま解剖を始めるのはちょっともったいないな」
そう言って蔵元は時計を見た。
「まだ時間はある、ちょっと楽しませてもらうか」
そう言うと彼は、制服を着たままの里美の、短いスカートをぺろっとめくった。
ワンポイントのリボンの付いた、質素な白いパンティが曝け出される。
「いやあ!!みないでえ!!」
「ほー、質素な下着だ、派手すぎず、また高貴過ぎず、君にはお似合いだよ」
ぽんぽんと、下着越しに里美の下腹部を軽く叩く蔵元。
「この変態野郎!!エロオヤジ!!死んじゃえ!!」
清楚な容貌に似合わぬ暴言を吐く里美。
「強情を張ってられるのも今だけさ」
そう言うと、蔵元は彼女のブレザーを鋏で切り始めた。両手を鎖で拘束しているため直接脱がせないからだ。
切り終わると、部下と協力し剥ぎ取ってしまう。