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幼魔鬼譚〜悪戯好きのアリス〜
官能リレー小説 - ファンタジー系

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幼魔鬼譚〜悪戯好きのアリス〜 97

そう言うともう片方の乳輪にも牙を立てた。
予備動作のない一瞬の出来事。
不意を突かれたとは言え、二度目の咬みつきはいつもの紅夜叉なら受けるなり避けるなり出来が。だが、今の紅夜叉は毒が効き、蛇の機敏な動きに反応できなかった。
「ほらほら、ぼーっとしてきたか?体もジンジンしてきたんじゃないのか?」
「そんなこと…あるわけ…、っく!」
(だめだ!こんなんじゃ。“あいつ”のことを聞き出すんだ!)
紅夜叉は炬俐の剛直を握り直すと舐めながらゆっくりとしごき始めた。
「しかし惜しいな。せっかくの処女をみすみす逃すなんて。
奥まで入り込んで子宮口に牙を立ててやりたかったぜ。
病みつきだぜ俺は。そこらのでかいだけの奴とは違うからな。
中でうねったり伸びたり縮んだり。さらには膨れることもできる。
鱗が”かえし”になってるから抜くときは内臓が抜かれるような感じがするぞ。
初めてで俺に犯られたら普通のじゃ満足できなくなるぜ」
「………」
 蛇の声を聞き、紅夜叉はつい蛇に犯されている自分を想像してしまう―――

 四つん這いになった自分の体に蛇が巻き付き、締め上げながら頭から秘肉の奥へと侵入していく。
 膣の中で蛇が蠢き、その感触に恍惚とした顔で嬌声を上げ………

(…って、何考えてんだオレはっ!)
 頭の中の妄想を振り払う為、意識を別の事―――目の前の肉棒に集中させる。
 何度も舐めているうちに味にも慣れてきたので、早く終わらせる為にと先端を口の中に含んでいく。
「おぉ…そうだいいぞ。もっと唾出して、ぬるぬるにしながら舐めまわせ」
「あむ…んむ……チュク………」
 蛇の言うとおり、紅夜叉は口の中で肉棒に舌を這わせていく。
「そう、その感じだ。いいぞいいぞ……」
 徐々に肉棒が脈打ちはじめ、膨張する。
(あっ、そろそろ出る?)
 紅夜叉がラストスパートとばかりに、舌と手の動きを激しくする。
「うぉっ! そんなにしたら……うっ!」
 我慢しきれず、紅夜叉の口の中に熱いものが放たれる。
「うぅっ!……ゴクッ…ゴクッ………ゲホッ! ゲホッ!」
「ふぅ……お前、最高だったぜ」
 咽る紅夜叉を見下ろす蛇の顔は、この上なく満足そうだった。

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