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おてんば姫、ファニーの冒険
官能リレー小説 - ファンタジー系

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おてんば姫、ファニーの冒険 87

「そうなんだ。ねえメーナ、あなたはここから逃げたいと思ったことはある」
「え、どうしてですか」
メーナは驚いた顔をして逆に質問を返す。
「ここは私の生まれ故郷ですよ。母さんや友達もいるしここから逃げたいだなんて、そんな事思ってもみませんでした」
「そうなんだ・・・」
(う〜ん、これは当てが外れたか・・・)
ファニーはおそらくメーナもここへ連れ去られてきたと思い、何とか説得して一緒に逃げ出そうと思ったのだが、どうやら彼女は逃げる気などまったくないようだ。
「でもここってモンスターがたくさんいるでしょ、怖いと思ったこと無い」
「全然、そりゃ怖い人もいるけど、中には優しい人もいてお菓子をくれたりします。それに・・・私のお父さんもモンスターだし」
「あ、ごめんなさい。酷い子と言っちゃたね」
「いえ、気にしないでください」
メーナの屈託の無い笑顔を見てると、説得して逃げるというのは難しいようだ。

「お父さんとは毎日会ってるの」
「いえ、あんまり。今日もまた帰ったと思ったらすぐに行っちゃうし」

「そう、それはさびしいわね」
「仕方ありません仕事ですから。でもお土産をたくさんもらいましたから。なんでもモンデールという国を襲った時の戦利品だそうです」
(な、なんですって)
ファニーは内心の驚きを隠しながら、何とか質問を続ける。
「それでお父さんは今どこにいるのかな」
「お父さんは何でもステファンという王子様を連れて、エスカルドへ行きました。今は船の上です」
「そ、そんな・・・」
どうやらステファン公子はすでに連れ去られたあとのようだ。
「他にも連れてゆく人とかいるのかな」
「他は・・・たくさんの女の人が一緒でした。なんでも兵隊さんのお嫁さんにするそうです」
(さらてっておいて嫁にするですって、あつかましいのもほどがあるわ)
「女の人たちも、もう船の上かな」
「いえ、あと半分ほどはマモン伯父さんと一緒に次の船で行くそうです」
(まだ半数以上の女の人が無事なんだ)
この身に変えても必ず助け出す。
新たな決意を固めるファニーだった。

決意は固めても、体を押さえつける戒めが緩むことは無かった
一晩中悶えて鎖やベルトを緩ませようとしたが、体力を消耗させるだけに終わった
「あ〜あ、これから手術なのにこんなに疲れ果てちゃってて」
カリンカは部屋に入って来るや、ぐったりしているファニーに呆れた
疲れながらもカリンカに罵声を浴びせるが、カリンカは呆れた顔をしたままだ
「ふぅ、あんまり薬は使いたくないけど…仕方ないか」
カリンカは拘束台を操り、ファニーの足を開かせると、何の前触れも無くファニーに浣腸をする
「きゃぁぁぁ!?何するのよ!この変態!!」
「変態とは失礼ね。これはね、長い手術中に粗相をされないようにするものなの
別にあなたのウンチが見たくてしてるわけじゃないの」
浣腸器を抜くと、アナルプラグを差し込んだ
「手術の準備をしている間は我慢してね
お腹の中のものは全部出してもらうから」
そういうとカリンカは部屋を出て行った
「こぉ、の!きゅぅぅ、あ、ふぅぅ!」
力もうとも、堪えようとも、お腹の強烈な痛みと便意は堪えがたいものだったが、出すことも動くことも出来ず、ただ苦痛に身を委ねることしか出来なかった
カリンカが手術に使う道具をカートに乗せ、部屋に入ってくる頃にはファニーは全身に珠のような脂汗を浮べてぐったりしてた
カリンカの後をめーなとダス・ライヒが続いて入ってくる
「メーナ、姫様をきれいにしてあげて」
メーナは「はい」と答えるとファニーに近づく
「ここ、凄く臭くなりますよ。しばらく外で待ったほうが良いのでは?」
「ハハハ、そんな構いませんよ。後の研究に役立つでしょうから見学させていただきます」
「この…変態ども…」
力なく悪態つくファニー
メーナがアナルプラグを抜くと力の入らないファニー自身が驚くほどの勢いで排泄物が噴出した
メーナは慌てずそれをバケツで受け止める
飛沫すらこぼさなかった
そして手馴れた動作でお尻の周りを暖かいおしぼりできれいにふき取り、消毒液で仕上げた
「如何にお姫様でも、出すものは共通して臭い物ですな
しかし、これはまた強烈
おてんばならではということでしょうか?」
「さあ?そこまでは私には分かりかねますね」
ダス・ライヒとカリンカは意気投合して笑った
(こいつら、動けるようになったらタダじゃすまないんだから)
ファニーの目からは大粒の涙が溢れた

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