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巨乳美女王国、3人のお姫様
官能リレー小説 - ファンタジー系

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巨乳美女王国、3人のお姫様 53

「皆の未来がかかってるから、怖いから嫌だとは言わないけどさ。せめて可能な限りの情報収集と作戦くらいは頼むよ。性格とか男の趣味ぐらいは欲しいな」
ガッディール人は僕が今まで相手にしてきた女性とは根本的に違う可能性も有る。それに僕がガッディール人と真逆のタイプなんだから、毛嫌いされる可能性も否定出来ない。
「それから、ファリス達にはどう説明するの?そんな危険な事をさせるとは思えないし、黙ってやるにしても誤魔化せる程の短時間で出来る事じゃないでしょ?数日、下手したら長期に渡って留守にする必要だって有るかもしれないけど?」
「まずはアルルとメルルに接近させましょ。半分は向こうの血筋だからおそらく警戒されない
はずよ。後は二人が苗を見つけた子供が直接献上したいって、レイジを引き合わせるの」
「葉っぱを見たいけど、僕にも興味がってパターン?」
「案外、この国に染まっちゃってるんじゃない?本国の目も届かないだろうし。
作ってるぐらいだから、当然吸ってるだろうし…快楽には貪欲でしょうね」
「殺さずに骨抜きにして言いなりにするって、この国の人間は誰も考えなかっただろうね」
この国を救うためにもガッディールの女と渡り合う必要がある。これまで三人に使ってきた
精力を一人に集中させてメロメロにしてしまうぐらいの意気込みが求められる。
「まあ、この際綺麗事は言ってられないから良いけどさ……」
「何よ?」
「苗を見つけた“子供”が直接献上したいっていう設定がね」
「……」
「しかもアルルとメルルは年下なんだけど、その2人に子供扱いされろと……」
「……」
「……」
「大丈夫!愛する貴方なら出来ると信じてるわ!」
ミユキは僕の両手を自分の両手で包み込みそう告げた。
…………白々しい台詞を宣った上に頬がヒクついていて、笑いを堪えているが丸分かりなのが腹立たしい。
「どうせなら頬を赤く染めるか、目を潤ませて言って欲しかったよ」
「え?駄目だった?」
「……本気で殴りたくなってきたよ」
「うーん。レイジみたいな悪い男の様に誑かすって難しいのね」
「君の様な悪女に言われたくないよ!少なくともミユキの方が僕よりも極悪人だよ!」
「えーっ、こんな純粋で可憐で菩薩の様な私に何て事を仰るのですか殿下!って、ちょっと何処行くのよレイジ?!」
付き合いきれなくなった僕は部屋の扉に手をかけた。
「待って、真面目にまだ話は終わって無いわ」
本気っぽいので話を聞く事にする。
「私が行きたいけど、それじゃダメなの。アルルとメルルはあくまで接点だから、
親子で行ってみたらどう?この国じゃ母子家庭はざらだし、本当の親子なら息も合うでしょ」
外国では東洋人は若く見えるというし、母さんはファリスのように向こうに顔が割れてない。
「根回しができるんだろうね?」
「農園は向こうの領地みたいなものだけど、周りはこっちが押さえてるわ。足がかりが必要ね。
まず、屋敷の中に誰か潜り込ませるわ」
「分かった、作戦や手配は任せるよ。ただ、母さんにも参加してもらうとなるとガッディールの事を僕が知ってる事がバレるよ。母さんにバレたらファリスにバレるのも時間の問題だけど、それはどうする?」
そもそもこんな事をする事を母さんに納得させるのも一苦労だろう。
「まあ、ファリスもいつまでも知られずにいるとは思ってないだろうけどさ、『誰が教えたの?!』ってなったらミユキだって事は多分気付かれるよ」
そもそも現時点で僕が知ってる事に気づいていないという事自体が怪しいとも思ってるけどね。

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