幼魔鬼譚〜悪戯好きのアリス〜 52
フロントに電話すれば女も用意してくれるという噂もあり、この街の市長がよく利用しているとかいないとか………
「ともかく本当に姐さんが中にいるか確かめてみないと」
そういいながら八侘が男の背広を拾い上げると、何か黒い塊がゴトンッと床に落ちた。
「これはっ?! やっばり‘そのスジ’の人だったみたいね」
八侘は黒い塊―――暴力団御用達の拳銃‘マカロフ’を拾い上げながら呟く。
「もし新生茨木と一戦交えることになったら、武器が必要ね………」
「ハァ…ハァ…うっ、出るっ!」
尻でペニスを扱いていた男にも絶頂の瞬間がやってきた。
ピタッと男の動きが止まり、尻に挟まれたペニスがビクビクッと痙攣する。
そして……
「ううっ!」
ビュク! ビュクビュクッ! ビュリュゥッ!!
勢いよく精液が紅夜叉の腰から背中にかけて、ぶちまけられる。
(いったのか……オレの尻で……)
横を向いていた紅夜叉の頬にも、ビチャッと精液が飛びかかる。
(熱い……)
ツーっと、精液が頬をつたって口元に流れてくる。
口を少し開くと、口内にドロッとしたものが流れ込ンできた。
(しょっぱくて…ちょっと苦いけど……そんなに不味いってわけじゃないな)
紅夜叉は指で頬に付いた精液を拭い、舌で舐めとっていった。
(もう我慢できねぇっ!)
今まで誰にも見せたことのない艶っぽい顔で、指に付いた精液を舐め取る紅夜叉。
それを見て、男の肉棒が再び固さを取り戻してきた。
がしっと紅夜叉の腰を掴み、先端を割れ目にあてがう。
「いっ、入れるぜっ。いいよなっ」
「あっ!」
男の意図に気づき、慌てる紅夜叉。
早く男を引き剥がさないと、自分の大切なものが奪われてしまう。
しかしその一方で、『もっと気持ちよくなりたい。このまま最後まで…』という気持ちが紅夜叉の中に芽生えていた。
その間にも男は腰を進め、先端が処女の証である膜を小突いた。
一瞬、ビクッと体を振るわせる紅夜叉。
もし男がこのまま腰を突き出せば……
「駄目だ……」
「んっ?」
「やっぱりそっちは駄目だ。だからこっちで我慢してくれ」
そう言って紅夜叉は両手で自分のお尻を左右に広げた。
ゴクッ……
「……わかった、いいだろう」
物欲しそうにひくつくお尻の窄まりに喉を鳴らせ、男はペニスを膣口から尻穴へと移動させる。
「へっへへっ……初めてで後ろの穴をねだるなんて変態だな」
男の言葉に顔を赤くする紅夜叉。
その反応に男は顔をニヤけさせ、腰に力を入れ、肉棒を腸内に押し込んでいった。
「はぁっ!! あぁっ…うあぁぁぁぁ……」
ペニスがお尻に飲み込まれると、紅夜叉は苦痛で顔を歪める。
反対に男は気持ちよさそうな顔をしていた。
紅夜叉の中は予想以上に良く、腸内の締め付けは最高のものであった。