僕のノート 6
僕は魔王(仮)目を通して現場を観察していた。
「聖女さま、どうしたのですか!?」
「あぁぁ…身体が熱い…胸がむずむずする…」
「気をしっかり聖女さま!」
今まで聖女と崇めていた女の、妖艶な姿に神官戦士達の理性が揺らぐ。
いつもは、ゆったりとした法衣で隠されていた、聖女の豊満な身体が、彼女の汗や地下の湿気により、服は張り付き魅惑的な身体のラインを、男達に教えていた。
「せ、聖女さま…」
神官戦士の一人が不意に聖女の肩に手を触れる。
「ひゃあん!」
聖女は喘ぎ声と共に潮吹き、法衣に染みをつける。
「ら、らめぇです…さわりゃ…ないで…く、ください」
「し、しかし!」
「だ…だいじょうぶ…です。浄化…しま…す」
頭の中は既に、目の前にいる女達のように、セックスの事がほぼ全て支配している筈なのに、聖女さまは立ち上がり、浄化の為の集中をする。
流石は聖女と呼ばれるだけの事はある。
だが、その足元には粘度のある、小さな水たまりが出来ていた。
「んん……はあっ!!」
聖女さまの浄化魔法が放たれる。
聖女さまから放たれた光が、地下室に蔓延る触手を消し去る。
「おおぉ!流石です」
「お見事です、聖女さま!」
「た、大したことありませ……えっ!いやぁ!!」
聖女さまが気を抜いた瞬間、淫乱胞子は身体の芯に根付き、彼女にお漏らしをさせた。
「あっあぁ〜!おしっこ、おしっこが〜!!」
淫乱胞子が根付いた聖女はまともな判断力がなくなっており、自分が何を口走っているのかすらわかっていないようだった。
ぐっしょりと濡れた法衣を脱ぎ捨て獲物を探すような目つきで振り返った。
「あそこが熱いの!!なんでもいいから入れて!!!」
言うが早いか、鼻息も荒く一番近くにいた神官戦士の股間部にヨダレを垂らしながら頬ずりしだした。
「せ、聖女様!!!」
突然の事に腰を抜かした神官戦士。これ幸いと聖女は神官戦士の法衣を肌蹴させて逸物を一気にオマンコに刺した。
「あぁん!!」
「はへぇ」
聖女の喜びの声と共に、神官戦士の間抜けた声が上がる。
あまりの事に他の男達は、棒立ちで眺める事になる。
「あぁぁ……気持ちいい……これが男の人の……おチンチンなのですね…」
「だ、ダメです聖女さま……抜いて…ください」
一時的に性欲が満たされ、僅かな理性が聖女に戻る。
しかしそれは、ただの狂った娼婦を犯す以上に、男達を興奮させる為のアクセントに、過ぎなかった。
「もっと…もっと気持ちよく、してください!」
「ダメ…です…!動いて…は、ダメ……うっ!!」
「あぁっ…!」
更なる快楽を求め、自然と身体を動かす聖女の刺激に、男は我慢出来ず限界に達する。
禁欲的生活を送っていた神官戦士には、その甘美な刺激に耐える術などなかった。
聖女もまた、初めて子種を胎内に受け、女としての役目を果たした事に、至上の喜びを感じていた。
そして肉体緊張のほぐれた二人は、淫乱胞子の更なる侵食と感染を許してしまう。
「…これが…セックスなのですね」
「……」
「さあ、もっとしましょう!……どうしました?」
「……」
益々燃え上がる聖女の性欲と反対に、床に転がる神官戦士は射精の疲労と胞子の感染により、気を失っていた。