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RPGに監禁してみる
官能リレー小説 - ファンタジー系

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RPGに監禁してみる 42

リンシンの意識を失う寸前の声をあえぎ声を聞いたとき、かつてリンシンと会っていたのをジゼルは思い出した。
女剣士ジゼルは膣内射精はされなかったが、一度だけ挿入された戦いのあと、かろうじて勝利したあとの控え室のベットで、名前を何度も呼んで、手を誰かが握っていてくれた気がした。
全身甲冑の男は動きは緩慢だが、防御は鉄壁で、その前に四人を倒していたがだんだん疲労が蓄積していたジゼルに、全身甲冑の男がそれまで緩慢な動きだった男が、一度だけ素早く背後に回り込み、抱きついてきた。
全身甲冑の男の股間のあたりの部品だけが落ち、勃起したものが露出した。
そのまま強引に突っこまれた。
「は、離せ!」
甲冑男は返事をしない。かぶったヘルメットの奥から興奮した息づかいだけが聞こえた。
甲冑からビリビリとした痛みがジゼルの背や羽交いじめにされた肩のあたりに走り、意識が遠くなったところまでは覚えているが、あとはよくおぼえていない。
甲冑から密着したジゼルに、魔法によって電流が流されたのだった。
羽交いじめにしていた甲冑男がジゼルが意識を失ったと思い、そのままゆっくりと腰をうねらせて、ジゼルを犯していた。
甲冑男が油断した瞬間、ジゼルが電流による麻痺状態でも離さなかった剣を背後に向かって突き刺そうとした。剣が、たまたま、甲冑の隙間に刺さった。
「ぐあっ、こいつ、刺しやがった!」
ジゼルの背中を突き飛ばし、腹部と腰の鎧のわずかな隙間に刺さった剣を抜いた甲冑男は、審判に敗北を宣言した。刺された腹の傷が深いと判断して甲冑男が戦いを放棄したのだった。
審判が観客にジゼルの勝利を宣言したあと、女剣士ジゼルがついに意識を失い倒れた。
そのとき、誰が傷ついた秘部に傷薬を塗ったり、意識が戻る直前まで手を握り呼びかけてくれていたのか。リンシンだったのか、他の誰かだったのか。
上位ランカーの試合の敗北者は、娼館や羽振りのよい観客に奴隷として買われていくから、登録抹消されるという噂がある。
まだランキング外の試合は負傷が癒えたと判断されたら、勝者も敗北者も、また別の相手との戦いに出されていく。
甲冑男は別の相手にも同じ手口の感電の麻痺で犯そうとして、麻痺したふりをした相手にペニスを噛みちぎられ、ショックて壊れて廃棄されたらしい。
紋章を失ったリンシンは、傷の治療をされ、今、ジゼルのいる娼館で客を取らされているのか。それとも再登録されて、また試合をさせられているのか。
上位ランカーの地下闘技場での試合は昼間だけだがランキング外の闘士は名も審判に呼ばれることもなく、数字で呼ばれながら、真夜中も試合を組まれて戦い続ける。
ジゼルはリンシンとまた会うことができないか、眠れずに考えていた。
上位ランカーの戦いは地下闘技場だけではなく、いつでも続いているという特別ルールを失念していた女剣士ジゼルは、娼館の部屋で襲撃された。
娼館で戦うことは観客も宿泊しているのでめったにない。また歓楽街ベガーナを囲む城壁の外の砂漠で戦うことも、HP回復の恩恵がない野外フィールドなのでめったに行われない。
奴隷商の商売を妨害するおそれがある場での戦闘やHP0となった敗北者が奴隷として商品とならずに消滅することは、主催者としては、望ましくはないからかもしれない。
廊下も客室内も真っ暗である。娼館の客室内の物音は廊下にもれないように細工されている。
客室の中で一夜の快楽を買った宿泊客と奴隷たちのあえぎ声は廊下にもれないようになっている。

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