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鬼畜な魔王と女勇者達
官能リレー小説 - ファンタジー系

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鬼畜な魔王と女勇者達 5

暴漢から逃げ出した後、ジェシカ達と合流してからは夢中で剣を振るい魔物を倒してきた。
だから多少の体調不良も気にせずにいたので、妊娠したことをはっきりと自覚した時は手遅れだった。
未だ半年だが既に胎児は生まれる寸前まで成長している。
僧侶でもあり、自身も何度か妊娠を経験しているジェシカの見立てによると胎児は双子で性別は男だそうだ。
どうやら魔王による改造に結果、妊娠期間は常人に比して短くなる。
ジェシカはエミラよりも二つ上の18歳、15の時に旅に出て魔王による改造を受けた後、3年間ほど山賊に捕まっていた。
その間に出産した回数は6回、ほぼ半年に一回出産している。
2人と合流するとジェシカがマコトを抱きかかえる。
ジェシカは魔法が得意だけど腕力は低く、2本のナイフを持って戦い、
ラーナは2丁拳銃で戦う勇者だ。
ジェシカ「それじゃあ、次の街に行きましょうか?次の街はどこですか?」
「ボクの故郷の近くの街だよ。そこなら赤ちゃん預けれるしね」
ジェシカにラーナが答える。
ジェシカもラーナもエミラ同様、臨月腹だ。
ラーナは17歳。
長身ボーイッシュな少女だが、ここまで出産は4回だ。
「それに大きな街だからお仕事も沢山あるしね」
ラーナの言うお仕事は2つ。
一つは勿論、このようにモンスターを倒す仕事だが、彼女たちの実力が上がったとは言えさして強いモンスターを相手できる訳でなく報酬は多くない。
なのでもう1つの仕事が彼女たちの生活の基板と言える。
それは・・・売春。
つまり、身体を売って生活してるのだ。
幸いと言うか、こちらの方は高額な報酬だ。
しかも、淫らになった肉体を持て余さなくて済む。
「お仕事ですか……」
だがエミラの方はラーナほど割り切れてはいない。
生活のためとはいえ、見知らぬ男に抱かれるのは抵抗がある。

「そうですね、わたくしも子供たちに会いたいですし」
ラーナの故郷の町の近くには、ジェシカが監禁されていた山賊の根城があった。
今現在も山賊たちが住んでおり、そこにジェシカの子供たちもいるのだ。
もっとも山賊稼業からは足を洗い、今では普通の山村である。
ジェシカとラーナの出会いは、ラーナが山賊退治に行って逆に捕まってから始まる。
その頃のジェシカの生活ぶりはよく言えば安定、悪く言えば停滞したものだった。
夜は山賊たちに犯され、昼は家事や信仰に精を出す毎日。
最初は犯されるたびに嘆き悲しんだか、慣れれば日常の出来ことだ。
山賊たちも自分たちの種を宿した子を産んだジェシカを無体に扱う事は無くなった。

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