群れなして蠢く美しき屍 40
誠が10発出すまで白髪を何回、十何回とイカせ続けたり・・・。
その姿はまさに暴君。普段の彼を知る者が見たら別人と勘違いしたことだろう。
だがそんな男にもてあそばれているというのに、5人の顔に嫌悪の色はない。
乱暴に扱われて苦痛に顔をゆがませることはあるが、それだけだ。
もしかしたら彼女たちは今の誠のような男を待っていたのかもしれない。
底なし沼のように満たされることのない自分たちの性欲を満たしてなお、性欲をぶつけてくれる存在を。
「オラァッ!おまえら顔を出しやがれッ!おまえらの大好きなモンをブッかけてやるからよぉッ!?」
誠に言われるがままに出された5人の顔に、誠の大量の精液がかかる。
ここに来るまですでに数えきれないほど出したというのに、まるで薄さを感じさせない濃厚な精液。
それは顔だけでなく髪の毛や胸、背中にまでかかり、5人は恍惚と白いシャワーを受け止めた。
だが宴はまだ終わらない。狂える暴君となった誠は、いまだ衰えを知らない剛直を手に、次の生贄に手を伸ばすのだった。
――――
(や、ヤッちまった・・・!)
そして次の日の朝。ヤることヤってスッキリした誠に待っていたものは。
「誠さまぁ〜?どうかしましたぁ?もしかして気持ちよくありませんでした?」
「・・・っ!?」
「わ、私タチ・・・ヘタ・・・?」
「あ、あううっ!あうううう〜〜〜っ!」
「大丈夫、落ち着いて。狭山さん、誠様とHしたいからってそんなこと言ってはダメよ?
ほら、このコたちが不安になっているじゃないの」
「えへへ・・・ごめんなさ〜い!」
身も心も誠色に染め上げられた5人の美女・美少女。
そして人間かどうかもわからない女たちを手籠めにしてしまったという、大後悔だった。
あふれる獣欲と精力に任せ、誠が別人のように5人をイカせまくった結果。
5人はすっかり誠のとりこ。築く予定もなかった主従関係ができてしまっていた。
彼女らは誠を風上はもちろん風下にも置かない態度で接し、その身体と心で誠に誠心誠意尽くしていた。
現在は朝の1発ということで、5人同時フェラ○オによるご奉仕を実行中である。
最初はそんなことなどしなくていいと突っぱねていたのだが、5人は誠に喜んでもらいたいらしく。
また誠の役に立てないのが彼女らの奴隷としての矜持に関わるらしく。
お願いだから奉仕させてくれと泣いて懇願する5人に根負けして朝のご奉仕を受けているというわけだ。
(ちくしょう、なんでこんなめんどくさいことになったんだ・・・?
オレがおかしくなっちまったからか・・・?)
本来なら彼女らを使い捨ての駒にして、うまくこの世界で生きていく予定だったのに。
やっぱり自分も彼女らと同じく、どこかおかしくなってしまったのか?
いや『おかしくなってしまったのか』ではない。『すでにおかしくなっている』のだ。
誠は確信した。原因はわからないが、自分も弥生たち同様どこかおかしくなっているのだと。
そしてその原因を突き止めない限り、また昨夜のようになって彼女たちを襲うかもしれないと。
(くそっ・・・!今はコイツらだけを相手にするだけでもたいへんだってのに!
これでもしこれ以上数が増えるようなことになったりしたら・・・!)
間違いなく自分も学校で女の海に呑み込まれていったクラスメートたちと同じ運命をたどる。
いや、ヤリすぎで死ぬのならまだいい。
昇降口で肉風船になった男子生徒みたいになったりしたら・・・?
想像するだけで気が狂ってしまいそうだった。
最初はおかしくなった女たちのいない場所でひっそり暮らそうと思っていたが、もうそんなのんきなことは言ってられない。
自分の身体に起きた異変を早急に解決しなければならない。誠はそう思った。
(・・・でもどうやって調べる?日本中がこんな感じになっているとなると、調べようが・・・あ)
そこまで考えて誠はあることを思い出した。
コンビニのPCにアップされていた生き残りたちのコメントを。
自分で自分の身体のことを調べるのは難しいが、自分と同じようなに生き残った人間からなら何かヒントを得られるのではないか。
それは人間ではないかもしれないという不安に襲われていた誠を勇気づけるには、これ以上ないひらめきだった。
下半身に5人の女性にフェ○させながらなので、今一つ緊張感のない光景だったが。
「よぉし、行くぞ、おまえら・・・うッ!?」
5人の舌に耐え切れなくなり、盛大に射精する誠。
それを顔で受け止めた5人はうれしそうな声を上げて次々と口に含んでいく。
・・・いくぶん不安な連中だが、誠の旅はこうして幕を開けたのだった。