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巨乳美女王国、3人のお姫様
官能リレー小説 - ファンタジー系

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巨乳美女王国、3人のお姫様 35

「呼んだ?」
近くで声が聞こえた。
「ミユキは僕に教えてくれないの?」
「私もスポーツ全般が得意とは言えないわ。出来ないとは言わないけど」
「泳げるの?」
「泳げない事は無い程度にね。クロールと背泳ぎは出来るけど、平泳ぎは微妙でバタフライは出来ないわ」
「でも、十分でしょ」
「とりあえず、少し水に慣れなさいよ。この世界では、どうなのか知らないけど、泳げないのは流石にカッコ悪いわよ」
「ごもっともです」
「まあ、今日で泳げる様になれとは言わないけど、そのうちには泳げる様になりなさいよ」
そしてミユキの声は聞こえなくなった。
その後フローラとレナにもう少し深い所へ連れて行かれて、のんびりした後、食事の為に一旦海から上がる事になった。

コテージの近くに、2人の美女が立っていた。
「エスメラさんとリリアさんじゃないですか!!」
レナとフローラが2人に駆け寄る。
「ひさしぶりね。私たちもここへ遊びに来たのよ。」
「あの、その美女2人はどちらさんですか?」
「お母様の従姉妹のエスメラさんと、お母様の妹であるリリアさんですよ殿下」
フローラが答える
「そ、そう。はじめまして、椎名レイジです」
「あら、ご丁寧に。エスメラと申しますわ殿下」
「リリアです」
「ファリスの結婚相手の殿下にお会いしたかったですわ」
「あのお姉様が随分と入れ込んでらっしゃるから、どの様な方かと……」
「本当ね。私に来た手紙は、まあ、惚気だらけだったわ」
「私の方もです。正直、呆れ返ってしまいましたよ。悪い物でも食べて気が狂ってしまったのではないかと思ったくらいです」
「え?て、手紙には何と?」
「それは内緒ですわ」
「寧ろ知らない方が宜しいかと。妹としてもあの内容を態々発表するなど拷問に近いです」
気になるけど、知ったら恥ずかしい事になりそうだな。
「とりあえず中に入りましょう。お二人もどうぞ」
中に入ってミユキの紹介も済ませて食事になった。
「それにしても殿下は随分と可愛らしいお方ですね」
「そうですね。今一、頼りなさそうですが、悪い方ではなさそうで何よりです」
「ちょっとリリア。失礼ですよ」
「構いませんよエスメラさん。全くもって否定出来ませんので。寧ろエスメラさんに可愛らしい方と言われた方がキツイです。男の端くれとしては」
「あら、申し訳ございません殿下」
「私も失礼致しました。指導者としては兎も角、男性としては好ましい方かと」
「貴女は一言多いですよ」
「別に私は殿下をどうこう批判するつもりはありませんよ。寧ろ気に入ったくらいです」
「は?!本当ですか?!珍しいですね」
妙に驚くエスメラさん。
「男性は誠実でお優しい方に限ります。少々侮辱的に感じる事があっても、一々目くじらを立てない心の広いお方のようです。お姉様がゾッコンなのも理解出来ます。あの男とは真逆と言っていい程で実に結構な事ですわ」
「リリア!」
「失礼致しました。殿下、今の発言はお忘れください」
「は、はあ。分かりました」
(あの男って例のアイツだろうな)
途中微妙な雰囲気になったものの、楽しく昼食を済ませた。
「さて、これからどうしようか?」

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