PiPi's World 投稿小説

幼魔鬼譚〜悪戯好きのアリス〜
官能リレー小説 - ファンタジー系

の最初へ
 25
 27
の最後へ

幼魔鬼譚〜悪戯好きのアリス〜 27

青年は近くに路上駐車されている車をいとも簡単に盗むと気を失ったふりをする狂骨を押し込み、新しい隠れ家に向かう
途中、自分の車に乗り換え、盗難車を放置した
警報機はいくらでも誤魔化せるが、追跡装置は厄介だ。単価も契約料も安いので一台にいくつもつける人も居る
車さえ無事に戻れば警察も大掛かりな調査もしない
下手に傷つけたり返さなかったりすると、保険屋は支払い損失分を取り戻そうと血眼になって犯人を追い回す
青年が運転する車は建築中のビルの敷地に入っていった
この建築物は談合が発覚して建造が一時中止になってる
中は電気は通っていないが外の明かりで十分明るい
小型の重工機が入れるように広く設けられた入り口から車ごと入る
そこには男たちが既に待っていた
「マジそっくりだな」
二人が待っていたとばかり青年が乗ってきた車に乗り込むと、いまだ気絶したふりをする狂骨の手足を縛り車から引き釣り降ろした
「なあ、こいつ下着無いけどもうヤッちまったのか?」
「ぁン?なんにもしてねぇよ!マジ着てねぇのか?」
「パンツだけじゃねって、ブラもしてねえ」
「なんだ、お楽しみ中だったのか」
「邪魔しちまったってか?」
「それにもう気付いてるんだなコイツ」
「だったらごちゃごちゃ言ってないでワビ入れてやろうぜ」
一人の男が鼻息を荒くしてズボンを下ろした
「おい、まだコイツ濡れてねぇぞ」
「突っ込んでかき回してりゃ、その内濡れてくんだろ」
 そう言って男は狂骨の中に、強引に挿入させていく。
 ――ズッスズゥ……
「あっ、あれっ?」
 濡れていないので、相当な抵抗があるだろうと思っていたのに、いとも簡単に男のペ●スは狂骨の膣内に収まってしまった。
「どうした?」
「いや、こいつ全然締まりがなくてよぉ…」
「へぇ、そりゃ相当なヤリマンってことか?」
 そう言って周りの男達はゲラゲラと笑い出す。
 しかし、挿入している男は更におかしなことに気付く。
「それに何か身体冷てぇし…肌が青白いし、まるで……」
「『まるで、死体を犯しているみたい』って言いたいの?」
 突然の狂骨の言葉に、男の心臓が止まりそうになる。
「だってしょうがないじゃない、あなた達が殺したんだから」
「なっ!」
 男達の顔が一変して、驚愕の表情に変わる。
 ガシッ!
 狂骨は自分に挿入している男の腰を太ももで挟み込み、逃げられないようにする。
「何しやがる! 離せこのっ!」
 逃れようとする男の腰をギリギリととてつもない力で締め上げていく。
――そして
 
 ゴキッ
 

SNSでこの小説を紹介

ファンタジー系の他のリレー小説

こちらから小説を探す