エルドラ戦記 25
ーゴディバ山上腹部の洞窟内部ー
「でっ何で僕を助けたんだい?」
ミモナのお陰で黒い巨大蜘蛛から逃れたエルドラは山の上腹部の洞窟でミモナと小休止をとり自分を助けた理由を訊く。
「私、貴方を誤解してた。貴方はジェラさんや妖精さん達を救おうと必死だったのに私は自分の事ばっかりで…ごめんなさい。」
ミモナはエルドラを誤解して自分が我儘だった事を謝罪する。
「ミモナ…」
「エッエルドラさん?」
謝まるミモナに対し、エルドラは彼女をそっと優しく抱きしめる。
「助けてくれてありがとう。」
「エッエルドラさん……」
エルドラの優しさに驚くミモナ。
しかし、彼の優しさを知り彼女の中でエルドラへの疑惑が多少を解消された。
(ふう〜ん、この娘良い身体してるな数年後が楽しみだ。それに感度が良い。喰う前に調査は必要だね。)
ミモナが自分を少しだけ受け入れた事を気付いたエルドラは彼女を後でじっくり抱く為、性感帯等を調べていた。
本当はこのまま犯したいが、それをすれば折角気付いた信頼がパーになるからあえて調べる程度であった。
「さてと、シェリアの花を取りに行くよ。」
「ええ、行きましょう。」
一通りミモナの性感を調べ終えた彼女を抱きしめ終えたエルドラは爽やかな笑みを浮かべてシェリアの花を取り行くと言うとミモナも笑顔で同意して洞窟を出た。
幸い黒い巨大毒蜘蛛の姿はなく二人は急いでゴディバ山頂上に向かった。
上腹部は大した距離ではなく二人は直ぐに山頂に付いた。
ーゴディバ山頂上ー
「うわ〜綺麗。」
「そうだねミモナ。」
山頂に着くとミモナは驚きの余りに感嘆をあげた。
ゴディバ山は荒れ果てた山だったのに山頂だけはシェリアの花がいっぱいにあふれ、空は清々しい青い空であった。
「ミモナ、シェリアの花を採ろう幸い奴は来てない。」
黒い巨大毒蜘蛛がここにやってくるのを恐れたエルドラはミモナに花の採取をしようと言う。
「そうしましょう。」