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おてんば姫、ファニーの冒険
官能リレー小説 - ファンタジー系

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おてんば姫、ファニーの冒険 199

(痛い、凄く痛い。なにこの痛み)
高貴な生まれであるが、剣の修練と実戦を通じて普通の人よりも痛覚に対する耐性を持つファニーだったが、今体を襲う痛みは処女を失ったときと比するほどだった。
「痛い、だめえ、死ぬ、死んじゃうよー」
あまりの痛みにこらえきれずに悲鳴を上げてしまう。
それと同時に股間からパジャと水が噴出してくる。
ファニーを襲う痛みの正体、それは陣痛だった。
夜の帳が消え、朝日が昇ると同時にファニーは産気づいたのだ。
「姫様!!いかがしました」
いち早くファニーの異変に気がついたレイが呼びかけるが、激痛に襲われしゃべる事が出来ない。
しばらくして痛みが治まると、レイに自分が産気づいた事を教え、医者を呼ぶ事を頼んだ。
レイとしてはファニーを一人残す事をためらわれたが、このまま見守っていてもなす術が無い。
男達の様子を見ると、ポカンと口をあけて見てるだけだった。

おそらく突然の異常事態に、軽い思考停止状態に陥っているのだろう。
これなら姫様一人を残しておいても大丈夫だろと、そう結論付けると、レイは甲板をおりてダス・ルーチェのところへ向かった。

残った男たちは特に何をするでなく、ただじっとファニーを見つめるだけだった。
陽光の下に晒された白くアンバランスな肉体は、男達の欲情よりもなお深い感情を呼び起こした。
ファニーの腹部には急激な膨張に耐え切れなかったのか、無数の妊娠線が走っていた。
投げ出された両足の付け根にある秘裂は開ききり、ひくひくと男を誘うかのように蠢いている。
男たちは一言も発せず、ただファニーを見つめるだけ、そして自分の屹立した男性器をしごき始めた。
陣痛が小休止したとき、ファニーは男達の異常な行動に気づいた。
「見ないでよ、こんなこんなとこ見ないでよ」
ファニーは叫ぶが、男たちには反応は無い。
ただ一心不乱にペニスをしごくのみ。

「イヤアアーーコンナノイヤァアアアアー見ないでよ、こんなところを見ないでよ……」
とうとう泣き叫び始めるファニー。
そこへようやくレイがカリンカを連れて現れた。
これでこの場所から抜け出せると思ったが、カリンカは一目見るなりここで産むしかないと告げる。
「そんな、こんなところで産むなんてひどすぎるわよ」
「我慢しなさい、今動かすと赤ん坊にどんな影響が出るか分からないわ。覚悟を決めて産みなさい」

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