淫屍の迷宮 16
(これが自分…?もう人間ではなくなってしまったんだ…)
ゴーザはそう確信した。
そして、その思いはさらなる興奮を呼び覚ます。
我慢できず、ゴーザは自分の肉棒をしごき始めた。
最初はゆっくり、徐々に速く激しく。人狼の肉体は想像以上に敏感で、ゴーザはすぐに絶頂に達しそうになる。
しかし、あと一歩というところで手が止まる。このまま果ててしまえば、自分はただの獣に成り下がってしまう。
そんな気がしたのだ。
手鏡をそっと床に置いた、ゴーザは目を閉じて精神を集中させた。
すると、全身が熱くなり、頭の中に呪文のようなものが浮かんでくるのを感じた。それは人狼になったゴーザの本能に語りかけるような不思議な感覚であった。
その呪文を、一言一句間違えないように唱える。