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淫屍の迷宮
官能リレー小説 - ファンタジー系

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淫屍の迷宮 15

この状態は一種のトランス状態であった。魂の奥底から湧き出る快楽を貪るだけの獣に成り果てているのだ。
さらに数時間後、ゴーザの姿は完全に変貌していた。
肌は艶やかな褐色に染まり、鍛え上げられた肉体美と相まって、その美しさは彫刻の如しであった。
また、その股間に鎮座する巨根は天を衝かんばかりにそびえ立ち、先走り汁を垂れ流している。
頭部はゴーザの気弱そうな面影を残しながらも、狼のそれに変わっており、口には鋭い牙が生え揃っていた。
その姿はまさに人型のケダモノ。
あまりにも不幸すぎる新米冒険者、ゴーザは今、淫屍の迷宮にて狼の魔物化したのである。
「グルルルゥ…(なんだろう、すごく心地良い気分だ。これこそが自分が望んでいた姿なのだろうか?)」
今のゴーザは人語を発することはできないが、思考力は人のままである。
つまり今の状況もちゃんと把握できているということだ。そんな彼がまず最初に考えたことは、人狼となった自分の姿を鏡で見たいということだった。
迷宮には様々なアイテムや宝が落ちている。非力なゴーザはそれらを拾う事は出来なかったのだが、今は違う。
人狼と化した彼の身体能力は常人のそれを遥かに凌駕しており、迷宮内に落ちているアイテムをかき集めるのは造作もないことであった。
さっそく、戦利品の中から手鏡を取り出す。それはルビーに似た素材で出来た台座に鏡をはめ込んだ高級品である。
ゴーザはこんな状況でありながらも、それを手に取った瞬間、感動を覚えたほどだった。
早速、鏡に映った自分を見てみる。
そこに写っていたのは、まさしく理想とする人狼の像だった。
全身から漂う野性味は見る者を圧倒する迫力がある。
特にその身体つきは素晴らしい。
肩幅は広く、胸板は厚く、腰回りは引き締まっている。無駄な脂肪は一切なく、その身体は見事にバランスが取れていた。
顔立ちも凛々しく精強な印象を与える。
そして何より、その股間に生える巨大なイチモツである。
長く太い剛直は赤黒く脈打ちながら反り返っており、先端からは透明な液が溢れ出ている。

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