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群れなして蠢く美しき屍
官能リレー小説 - ファンタジー系

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群れなして蠢く美しき屍 13


「い、痛た・・・」
「ひいぃん、痛いよぉ・・・」
「行きますよ、2人ともっ」

改めて気を取り直した一向はようやく魔窟と化した校舎へと歩を進めた。
(こいつら、本当に使えないな。その上、人任せ…こいつら捨てて逃げた方が良かったかも…まあ、そんな事したら可哀想だよな。はあ〜嫌な性分)

淫臭立ち込める廊下をむせ返りながらも歩く誠は役に立たない美樹と弥生をみて素早く逃げた方が良かったと後悔する。

しかし、二人を見捨てる非情な決断は誠には出来ず自分の甘さを呪っていた。

「ごめんなさい河原くん、ちゃんとするから見捨てないで」

「わっ私もちゃんとします…だっだから、捨てないでっ……」

誠のあからさまな不快な表情に弥生も美樹は今にも泣きそうになり誠にすがる。

「ああ、泣かないでそんなこと思ってないよ(飴と鞭を上手く使い分けていけば何とかなるかもな。落ち着いたら色々躾けて楽しめそうだな)」

美樹と弥生を慰めながら誠は優越感に浸り、色々と悪だくみを考えていた。

普段女性に縁が無い誠はこのチャンスを自分なりに楽しんでいた。

だが今は生きるか死ぬかの瀬戸際。
誠は気持ちを切り替えて階段を下りていった。

ううぅ〜・・・あぁ〜〜〜・・・。

阿鼻叫喚の喘ぎ声が響く中。
階段を下りた誠は、周囲の状況を確かめるべくそっと階段の影から廊下の様子をのぞき込んだ。
するとそこでは半裸・全裸の女子生徒たちが、甘いものに群がるアリのように、いくつものグループを形成していた。
彼女たちが何に集まっているかなど考えるまでもない。
餌食となった男子生徒だ。

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