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幼魔鬼譚〜悪戯好きのアリス〜
官能リレー小説 - ファンタジー系

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幼魔鬼譚〜悪戯好きのアリス〜 115

「何じゃ? 『止めろ』『嫌だ』と騒いでおった割には、もうこんなに濡れておるではないか」
「っ、はぅっ!」
 少し前まで遠呂智に弄られていたこともあり、紅夜叉のそこはちょっとした刺激で熱く潤っていた。
「ほれほれ。ここをこうされるとどんな感じじゃ?」
「あっ、んっ! 気持ちいい……」
 隠形鬼の指が秘肉を割って小陰唇を撫でると、紅夜叉は思わず素直な感想を口にしてしまう。
「そうかそうか、気持ちええか」
 そう言って隠形鬼は、指の動きを早くしていく。
 その刺激に紅夜叉の背が跳ねる。
「はぁぁっ! やめっ、そんなされたらっ!!」
「フォッフォッ、ではこんなのはどうじゃ?」
 隠形鬼が紅夜叉の褌を剥ぎ取り、足を大きく開かせ、舌を伸ばし秘部を舐め始める。
「そっ、そんなとこ舐め……んっ! はぁっ、いいっ!」
 生温かい舌が秘部を這いずり回るたび、紅夜叉の身体が快感で熱くなっていく。
(もう駄目……抵抗できねぇ……)
「ふぁっ! いいっ……これ凄くいい……もっと」
 とうとう我慢しきれず、紅夜叉は快楽に身を任せ始めた。
「フォッフォッフォッ。いいぞ。その調子でもっと乱れるがええ」
 隠形鬼の責めが更に激しくなり、絶頂へと導いていく。
「ひぃあぁ……ああっ! ああぁぁぁぁ!………」
 一際高い声を出し、紅夜叉が果てる。
「……はぁ、はぁ、はぁぁ………」
(凄くイッちまった……自分でするより、何倍も良かった……)
「フォッフォッフォッ。気を失うほど、気持ち良かったようじゃの」
 宙に浮くような心地の中、やがて紅夜叉は、意識を失っていった。
 
「…ふむ、熟睡のようじゃのう」
 隠形鬼が気を失った紅夜叉の身体を揺さぶり起こそうとするが、一向に目を覚ます様子がない。
「眠って何も反応せぬ娘を抱いても、面白くないからのう」
 仕方なくベッドから降りると、何か思いついたらしく、「そうじゃ」と言って脱いだ忍び装束をまさぐり、携帯電話を取り出して、部下の鬼の一人にかける。
「……もしもし。わしじゃわし………そうじゃ。すまんが今から言う場所に、着物を持って来てくれんかのう。サイズは子供用の……」
 紅夜叉の身体を見て、目測した大体のサイズや、色やデザインを電話の相手に伝える。
「……それじゃ頼んだぞ」
 電話を切るとベッドに腰掛け、好々爺の笑顔で眠っている紅夜叉の頭をなでる。
「続きは起きてからのお楽しみじゃ、それまで」

 パタンッ!

「大変だ隠形鬼様!!!」
 と、そこで突然、ドアを勢いよく開け、慌てて風鬼が部屋に駆け込んでくる。
「なっ、何じゃそんなに慌てて。炬俐が帰ってきたか?」
「そっ、それどころじゃないよっ! 地下に遠呂智がいたんだよっ!」
「何じゃとぉーーーっ!!!」

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