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幼魔鬼譚〜悪戯好きのアリス〜
官能リレー小説 - ファンタジー系

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幼魔鬼譚〜悪戯好きのアリス〜 106

「んっ……んんん……」
 そこで涼子が目を覚ました。
 一瞬、「しまった!」と焦る炬俐と蛇であったが……
「んんっ……まだ夢なの………」
 炬俐(=化け物)の姿を見て、まだ夢の中だと寝ぼけているようだった。
「んん……まだするの?………もう起こさせて……」
 ホッとして近づく炬俐に、涼子が寝ぼけ眼で尋ねる。
「何を言うか。まだ夜は長いぞ」
 炬俐のいきり立ったぺ●スが、月明かりに照らし出される。
 一瞬ドキッとして涼子は目を逸らすが、顔を赤くしながらもまた横目でその剛直を見つめる。
「……もう、しょうがないなぁ」
 そう言うと涼子はベッドから起き上がり、恥ずかしそうに自分の穿いているショーツに手をかけた。

 その様子をアリスは窓の外から覗いていた。
「―――というわけで、性格はともかく、茨木軍じゃ五凶と呼ばれるほど偉い妖怪だったんです」
「ふぅーーん……」
 背中に蝙蝠の翼を生やし宙に浮いているアリスに、寮の外壁にへばり付いた色餓鬼が炬俐の説明をする。
「そんなに偉いんだったら、後で挨拶しておいた方がいいわね」
「“後で”って、助けないんですか? あの涼子って娘、犯られちゃいますよ」
 色餓鬼の問いかけにアリスがニンマリと笑みを浮かべ。
「知ってる? 日本じゃそう言うのを『野暮』って言うのよ」
「使い処間違ってるような……」
「そぉ?………あっ、こっち来た」
 全裸になった涼子が窓の方に近づいて来るのに気づき、アリスは急いで自分の部屋に戻っていった。

「あれっ? 何かいたような……」
「準備はいいか?」
「はっ、はい」
 炬俐に促され、涼子は窓の縁に手をかけ、お尻を突き出す恰好をする。
 窓から差し込む月明かりで、涼子の裸身がよく見えるようになる。
「クックックッ…もうこっちの方の準備も万端のようだな」
 淫夢の所為か、すでに涼子の股間は愛液で濡れそぼっていた。
「いや…あまり見ないで……」
 恥ずかしさで目を伏せる涼子の熱く潤った茂みに、炬俐のペ●スの先端があてがわれる。
 グチュッ……
「ヒッ! 何これ!?」
 夢とは比べ物にならないリアルな感触に、涼子は戸惑う。
「イヤ、これ夢なの?! こんなアンッ!」
 炬俐が先端で割れ目なぞり、解していく。
「夢か現か……もうそんな事は関係あるまい」
「そうそう、現実だとして今更やめて欲しいのかい?」
「えっ…それは……」
 蛇の問いかけに涼子は言葉を詰まらせる。
 その間に解れた入口を割り開き、ペ●スがゆっくりと侵入を開始し始めた。

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