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幼魔鬼譚〜悪戯好きのアリス〜
官能リレー小説 - ファンタジー系

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幼魔鬼譚〜悪戯好きのアリス〜 101

勢いついて亀頭は咽喉に滑り込み食道に進入した。
激しい嘔吐感と苦しさに襲われるが自分の意思でとめることができなかった。
突如口からペニスが抜かれる。口からペニスにかけて粘液の糸が繋がっていた。
「そのまま口を空けてろ」
紅夜叉は何のことかわからず、口から新鮮な空気を吸っているとその口に射精をされた。
「うっぷくぅ!」
精液の量は多すぎて紅夜叉の口から溢れ出て胸から股間にかけて流れた。
「飲み込むな。吐き出すな。其の侭でいろ。そうすればそのうち会わせてやる」
ふっふっふ…
口が精液で塞がれ鼻でする呼吸は空気を欲して音を立てた。
炬俐が寝ていたロングソファーに向かって跪いたまま天井を見上げた姿勢で動けない。
舌根で喉の奥を閉じるが、舌は精液溜りと化した口の中で所在無く蠢くと唾液と精液をかき回してしまう。
体温に暖められ外気に触れて精液は崩壊した蛋白質特有のすえた臭いをさせ紅夜叉の鼻を突く。
その臭いは頭を貫かれるような臭いだった。
炬俐はそんな紅夜叉を尻目に船室から出て行く。
「くくくっ。飲んでも吐いてもアイツに会わせるんだろ?」
「嘘は言っていないはずだ」
 だが……と、炬俐は付け足す。
「アイツに渡す前に、もう少し味見してもいいだろう」

 それから間もなくして、クルーザーが目的の場所に到着した。
 部下達が下船の準備をしている間に、炬俐は紅夜叉の待つ船室へと戻っていくと……

「ああっ……はぁっ!!」
「なっ!?」
 ソファーの上では、紅夜叉と長い黒髪の女――酔いから醒めた遠呂智が体を絡みあわせていた。
「あぁっ……ソコは……んっ、くちゅっ……」
 横になった紅夜叉の口を、遠呂智が上から覆いかぶさり、己が唇で塞ぐ。
 蛇のように二つに分かれた舌で、紅夜叉の口の中を蹂躙しながら、遠呂智は指を紅夜叉の秘部に這わせる。
「ひぃあっ! あぁ……」
 クリトリスを指先で二、三度こね回し、そのまま陰唇をなぞるように刺激を与えていく。
 その刺激に、紅夜叉はピクンと体を跳ねさせる。
 膣からは次々と愛液が溢れ出し、遠呂智の指を濡らしていった。
 
「フッ…フハハハハッ! こいつはいいっ!」
 室内の様子に呆気にとられていた炬俐が、気を取り直し遠呂智達に近づく。
「どれ、我も混ぜてもらおう…」
 ギロッ!
「へっ?」
 背後から遠呂智の肩に手を置いた瞬間、遠呂智が振り向き炬俐を睨みつける。
 そして………
 ボコッ…ボコボコボコッ!
「おっ…おい……」
 遠呂智の背中が蠢き盛り上がり、七つの大きな瘤の様なものができ………
 バリバリバリッ!
『キシャーーーーッ!!!』
「うっ、うわぁぁっ!」

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