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孕ませコロシアム
官能リレー小説 - ファンタジー系

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孕ませコロシアム 2

 キャロの合図と同時に闘技場に3つの魔法陣が現れ、そこから3体の巨体が飛び出してきた。
 3mに届くほどの身長に筋骨隆々な体、浅黒い肌に額から生える2本の猛々しい角身に着けているのはふんどしのようなものだけの者たちが亜人種モンスターのオーガである。
 オーガ達はミイナにじりじりと近づいて行った。
 ミイナは決意のまなざしで筋肉的で強大な体躯をにらみつける。
 目の前の若い雌に欲情したオーガの股間は幼児の腕ほどもある大きさでふんどしを突き上げている。
 オーガには雌もちゃんといて普通に産まれるのだが、人間との交雑は十分可能だ。
 
「おらー!嬢ちゃん!動けよ!」
「犯されたいのか?」

 誰かの下品な野次が飛ぶ。
 ミイナが握る剣の身は陽光を殺光にせんばかりにきらめき、王家の紋章だけを削ぎ取られた女鎧に包まれたしなやかな身体が野次を払うように動き出す。
 左側の一体へめがけて、さらに左側にそれるような軌道を描く。
「はぁっ」
 そのまま左側の一体の首元めがけ剣を突くが。
「ガアァァァァァ」
 その剣をオーガは太い腕で防ぐ。
 ミイナは次の攻撃に移るために剣を抜こうとすると。
ボコッボコココッ
 不気味な音と共に、オーガの筋肉が膨れ上がった。
(!剣がっ、抜けない?)
驚くが、体は反応していた。

キン!

「ギャゲェ…!!」

一瞬だけオーガの力が抜けた隙に、素早く剣を抜く。
オーガの巨体が激痛に苦悶の声を上げてバランスを崩し、ミイナに被さってくる。
ミイナは足甲を着けた足先でオーガの股間を蹴り上げたのだ。

(潰せたか…?危ない危ない…)

足先に感じた、文字通り玉が潰れる感覚を一瞬思い出しつつ悶絶オーガから離れたミイナに対し、残りのオーガ達が近づいてくる。

「なんとミイナ選手、オーガに金的蹴りを入れました!」
「「「「おおう!」」」」

キャロの実況や会場のどよめきを聞き流しつつ、捕まらないよう動くミイナ。
だが観衆の視線に驚きだけではなくいやらしさも増した事に気づかないミイナではなかった。
オーガの股間を蹴り上げた時に、鎧の中とはいえ布で覆うことを許されない割れ目が見えたからだ。

「姉ちゃん!それもっとやれ!」
「いいぞー!」

案の定、エロを期待するような野次も飛んでくる。

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