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ペットショップ
官能リレー小説 - 職業

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ペットショップ 3

「アイアン、移動するぞ。そろそろ約束の時間だ」
「く〜ん」
今日、これから鉄志、アイアンの飼い主との面会が行われる。
鉄志は10歳の時にここに来てすぐにこれから合うご主人様の目に留まった。
雄犬の場合ストレス発散のための被虐犬や人を乗せたソリなどを引く使役犬などがほとんどで愛玩犬として貰われるのは幸運といえよう。
また向こうは雌の犬も飼われていてアイアンが成長すればペッティングも視野に入れているとか。
そのためアイアンは去勢の心配は無い。
「ふっふ、ふんふ〜ん♪ふっふ、ふんふ〜ん♪」
「ご機嫌だね花音」
「当たり前よ、パパ。今日ようやく花音がワンちゃんを飼えるんですもの!」
特別な階級の中でさらに特殊な性癖を持ったものが訪れるペットショップ。
獣の姿をさせているがそれは間違いなく人だった。
私が15歳になったから前からお願いしてパパに連れて来てもらう約束をしていたの。
そしたら運命の出会いがあったの。
その日にちょうど新しい子が入荷されてきたのよ。入荷されたばかりで売り物じゃないといわれたけどルックスは申し分ないし私の目はその子の股間に釘付けになっていた。
新しい子は10歳で皮も被っているし大きさも平均的。
それでも私はうっとりと見つめていたわ。
涙を流していたけど生意気で調教師相手に反抗していたの。
彼すでに2、3発は殴られてたと思うわ。
私はパパに頼んでお店の人に話をつけてもらって彼の予約を入れたの。
そうすれば私の意向を無視するようなひどい扱いは受けないから。
けど何事も最初が肝心だからここでも通過儀礼には口出しはしなかったの。

通過儀礼
今日は男の子が店に入った。
そいつは裸に剥かれ腕を引かれて歩いているがこちらに向かって罵詈雑言を喚き隙あらばかまわず暴れだす。
だがここで働いていればそんな反応は見飽きていて慌てる事は無い。
ここがどういう所で自分がこれからどうなるのか身を持って体験すれば身の程を弁えるというものだ。
接客担当の男がこちらに向けて走ってきて私に耳打ちをしてきた。
何でも入ってきたばかりのこいつを一目で気に入り売買予約を入れたらしい。
躾も何もしていないものを外見だけで選ぶとは酔狂なものだ。
だが決まったものに口を挟む権限は自分にはない。
相手の要望に沿った調教を行うだけだ。
要望の一覧に目を通し「これなら約1年程が目安だろう」と期限を切った。
向こうさんもそれで良いのか接客担当と握手をしていた。
しかしそこで若い譲さんが何か言ったらしい、接客担当が困った顔でこちらを見ている。
俺は他のもんにこいつを部屋に連れて行くよう指示し同時に儀式の準備もするよう指示を出した。
「何かトラブルか?」
「いや、こちらのお嬢さんが最初の調教をごらんになりたいと…」
俺は令嬢の方へ視線を移す。
二十歳にもなっていないガキが笑顔でこちらを見ており隣には馬場善二郎が立っていた。
こちらは知っている以前商品を買って行ったお得意様だ。
目に入れても痛くない自慢の娘とはこの子かと納得した。
父親の血を良く引く変態である。
「人を獣に堕とす所を見たいとはずいぶん酔狂なご令嬢ですね馬場様」
「別に問題ないでしょ?そんなの見たいと思ってもなかなか見る機会なんて無いもの。もちろんこっちは見るだけ、あなたたちの邪魔はしないわ」

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