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学園の牝
官能リレー小説 - 学園物

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学園の牝 90

「・・・2人を無事に返してくれたことには感謝します。
 でも彼女たちにいったい何をしたんですか?
 事としだいによっては・・・いくら先生でも許しませんよ」

それは真以外見たことのない、悠の怒りの感情であった。
温厚でおよそ怒ることと縁のなさそうな人物だっただけに、周囲は驚きの表情で彼を見る。

「ふ、ふふ・・・。大したことはしてないわよ。
 外見のほかに濃田は性感、池野は羞恥心を高めただけよ」
「性感と羞恥心?」
「ええ。濃田は全身の感度を常人の何倍も高めてあるの。
 至高の快楽を分け隔てなく与える存在・・・。それが今の彼女。
 布がこすれるだけで結構クるはずなのに、あなたに会えたうれしさであなたに抱きつくんだもの。
 びっくりしたわ」

それを聞いて悠は半分納得する。
多美は正気に返ってようやくその快感が襲ってきたのか、顔を火照らせ、両目を涙で潤ませている。
だがそれでは木葉の説明がつかない。

「池野には精神的な部分を満たせるように、羞恥心を高めて清純さを持たせてあるの。
 今の彼女はちょっとしたことで恥ずかしがっちゃうから扱いには注意してね。
 さっき止めたのは人前でいきなり異性に抱きつくなんて大胆なことやったから、よ」

なるほど、そういうことかとカンの鋭い悠と静は納得する。
2人はそれぞれの理由から、悠から離れたのだ。
多美は発情して悠を襲わないようにするため。
木葉は恥ずかしさから。
わずか一週間で肉体のみならず性格にまで手をつけるとは、まさにマッドの名前にふさわしい技術とやり口だ。
悠は激しい怒りを覚えた。
玲子への怒りもあるが、何よりも許せないのは自分自身であった。
もっと自分がしっかりしていれば、彼女たちをこんな身体にしなくて済んだはずなのに。
もっとも2人は生まれ変わった身体に戸惑いこそすれ、悲しんでなどいなかった。
むしろ喜びさえ感じているくらいだ。
Cカップくらいしかない胸が格段に大きくなり、他の女子生徒にはないとりえまで与えてくれた。
これなら専用奴隷入りを断るはずはない。
多美と木葉はこのとき、女としての自信に満ち溢れていた。
多美と木葉はお互いに目配せすると、多美はかねてからの願いであった専用奴隷入りを申し出た。

「悠サマ。私たち、悠サマに専用奴隷入りを断られてから、いろいろ考えてきました」
「こ、これで気に入らないところがあれば、何回だって治してみせます。
 悠サマのお好みの奴隷になるよう、精進します。ですから・・・」
「「私たちを悠サマの専用奴隷にしてくださいっ!おお願いします!!」」

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