学園の牝 91
2人はそう言うと深々と頭を下げた。
対する悠は返答に困ってしまった。
何しろ相手は、自分のためにあの毒島玲子の実験台に自らなるほどの女性。
ここで今までと同様に『お互いのことを知り合ってから』なんて言ったら、また玲子の実験台になりかねない。
自分を痛いくらいに想ってくれているのはわかるのだが・・・。
悠は頭の中でたっぷり考えた後、2人のプロポーズへの返事を語った。
「僕はまだ多美さんと木葉さんを幸せにする自信が無い…それでも良いかな…」
「勿論です…濃田多美…その言葉を待ってました…」
「嬉しい…です…」
「…分かった…」
もう確かめる必要はなかった。
多美は喜びを露わにし木葉は顔を真っ赤にして両手で顔を覆う。
すると玲子が見計らったように声をかける。
「だったらやらなきゃいけない事があるんじゃないの?
そのために二人の処女膜には手をつけてないんだから」
玲子の言葉に多美は興奮しながら、木葉は照れながら四つん這いになって悠に尻を向けた。
二人は口を揃え悠にお願いを言う。
「「私達を…奴隷にして…くれまして…ありがとう…ございます…どうか…私達の…処女を………」」
そう専用奴隷になるための儀式…
つまり処女を捧げるのだ。
もっとも今の口上も多美は興奮し木葉は照れがそれぞれ高まり最後までは言えなかった。
悠はゆっくりと二人の尻に近づく。
既に二人の股間からは愛液が溢れるように流れており、いつでも突き入れても大丈夫な状態であった。
つい先日、奴隷にした玲緒奈の処女を奪う約束をして、珠美は抱いた悠である。今では奴隷が増えても全員相手にできる自信があった。
ただ多美と木葉の処女を奪うに彼はこの場所と言うのは流石に嫌だった。
「二人共、今から僕の妻なんだから部屋のベッドに行こう…妻として可愛がってあげるから…」
その言葉に二人は更に悠に惚れる。
悠はこれで一段落したと思っていたが…更にとんでもない出来事が悠を待っていた。
それは悠の最愛の妻、真が起こした出来事だった。
みんなが悠の部屋に移動したのに、真だけが毒島の部屋に残ったままだった。
普段は天真爛漫な彼女の表情はかなり暗かった。
それは多美と木葉の変わり様と、ここに来る前に何気なく友達に言われた一言が原因だった。
『結局、真ちゃんは…ご主人様を満足させてあげてないんだ…』
その強烈な一言に真は大きなショックを受ける。