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生徒会アイドル化計画
官能リレー小説 - 学園物

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生徒会アイドル化計画 9

「いやでも1人好素材がいる。ポニーテール以上に揺れる胸の持ち主だ」
「潤はいつもそこに行くな」
「グラビアを撮るんだからまずはそこだろ」

彼女の方を見ているとその視線に気づいたようで練習を止めた。

「あの…なにか」
「別に大したことじゃない…ええと、4組の皆川麻友さんか」

「俺達は写真部で、例のプロジェクトの手伝いをしてるんだ」
「オーディション、落ちちゃったそうね」
「ははっ」

流石、女子の間では情報が早い。気にしないと言いつつも、話題には乗りたいとか他人の不幸は蜜の味とばかりに面白がりたい心理が働いてるのだろう。

「全生徒の中でトップクラスでも、広い世界では月並みのレベルってだけの事よ」
「失敗からも学ぶことはある。いろいろ足りない部分があったってだけさ」
「欠点も見えてこなかったけど、今なら洗い出して克服するように動いてる」
「うちみたいな小さい部に来てちょっと練習したからって、何が変わるわけでもないじゃない。人数も少ないしレベルだって低いし、あたしだって…そんなに熱心じゃないし」

俺達は体育館の横の扉から出て適当な場所で座って話す。はっきりいってバトン部があったこともあまり意識したことがなかった。

「つまり、皆川さんは部活が面白く無いと?」
「正直チアのほうが良かったかも。ここは楽だけど、みんなそんなに上手じゃないし、あたしも不利っていうか…」
「実は関節が硬かったとか?」
「手首は割と柔軟…でも、胸が邪魔になるの。こんな風に結構体の側でクルってするから…貧乳なら、髪も切ってもっとかんばれたかな」
「贅沢な悩みだね」
「好きで大きくなったんじゃないわ」
「じゃあさ、こうしよう。その胸を自慢できるようになればいい。プロジェクトに参加しなよ」

彼女も会計みたいにあまりやる気が無いオーラを纏っているが、部活に関してだけのようなので、あえて感情を揺さぶりつつ説得を開始する。

「何バカな…生徒会役員でもないのに」
「一人ぐらい脱落する可能性だってあるし、本業もあるから仕方ないんだけど。もし欠員が出ると、募集要項に合わなくなるから」
「それに、追加メンバーってプランも悪く無い。五人いたら、ちょうどセンターが用意できる」
「センター!?」

なぜかセンターという単語で彼女の反応が変わる。今はくすぶっていても、一番注目を浴びれるポジションに憧れてるんだろうか?
ルックスと胸からして、磨けば輝くから五人という案になれば争えるだろう。

「でも、恋人が反対したり、水着になるのが嫌なら辞退してもいいよ」
「えっ、水着?」
「水着審査もあるし、グラビアからいろいろやっていく予定みたいだし」
「彼氏とか…いないから大丈夫、かな」
「じゃあ、とりあえずあの4人にも聞いたんだけど、スリーサイズと連絡先を…結果は後で知らせるから」

戸惑ったような顔をしながらも、皆川さんは快く俺たちにスリーサイズと連絡先を教えてくれた。
こうやって気前よく教えてくれるのなら、落選という結果は伝えない。
もし今回のメンバーに入らないとしても別の取材や企画で起用する可能性だって十分ある。

ちなみに皆川さんのスリーサイズは90・58・88.
生徒会書記の村山遥さんに若干及ばないがそれでも十分すぎるほどのボディの持ち主だ。


「ハルは気になる子はいるのか?」
「ああ…モデルとか元子役とか。地下アイドルって、撮影自体には慣れてるだろ。その辺を狙ってみないか」

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