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生徒会アイドル化計画
官能リレー小説 - 学園物

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生徒会アイドル化計画 8

会長の負けん気の強さに感心しつつも、俺達は手に入る範囲で人前に出る仕事で成功している女性たちが美しさを維持するためのノウハウをまとめてプリントアウトしたものを手渡す。
「何々、美しい膝を維持するために正座は避けて常に椅子に座る。バストの成長を促すため、夜更かしは慎む。こんなの普通じゃない」
「そのへんは序の口さ」
「次のページから、覚悟や心構えを養う試みだ。場合によっては風紀員の許可が求められるかも」
「普通のローファーでなくヒールローファーを履く。歩き方も変わるもんね…えっ!?常にTバックで…寝るときはノーパン?流石にここまでは…」
「ちゃんと理由がある。履くことでヒップを意識するようになるし、覆う面積が小さいから、ムダ毛の手入れをする習慣がつくそうだ」
すべてを忠実に実行するかは微妙だけど、人気取りで生徒会役員に収まってぬるま湯の日々の彼女たちに喝を入れる効果はあるはずだ。
俺達は部室に戻ってゴミ捨て場で拾った下着向けトルソーを水着姿の彼女たちに見立て、カメラを手にアングルや程よい立ち位置につくトレーニングをしてから学校を後にする。


翌日、登校途中に会長・新垣樹里さんから声をかけられる。
「おっはよー、写真部の部長くんっ」
「おはようございます…ジャージで登校ですか?」
「早めに登校して荷物置いて着替えてランニングだよ!」
「そうですか」

よほど負けず嫌いなのだろう、でもこちらには十分プラスになることだ、とことんやってもらいましょう。

「ほかの生徒会のメンバーは何か変化は?」
「特に何も聞いてない…私からけしかけたほうがいい?」
「高宮さんに参考書類を渡したので、そちらに目を通しておいてください」
「まどかちゃんね、わかったわ」

あの『成功のためのリスト』に目を通したら彼女たちはどんな顔をするだろう?
当然反発もあるけど、一次審査落ちだから新たな取り組みが求められるのは必要不可欠だ。
正直人選も仲良し人事だから、問題を感じる。性格とモチベーションの点からして、あの会計だ。
リストにあるバックアップ要員が用意されれば、彼女が抜けても4人グループとして存続できる。
常に連絡が取れるように全員のアドレスが教えるとか、週末は連帯感を高めるために学校で暮らすなどこちらや彼女たち自身の関係が変化することに期待している。

彼女たちの反応は後日伺うとして、俺たちはバックアップ要員の名前に目を通す。
ここには個人的に魅力的だと思った方や新聞部の百瀬先輩から得た情報をもとにリストアップした面々の名前が載っている。

千葉先輩のようなコスプレイヤーに読者モデル、地下アイドルなんて人もいれば水泳・新体操・テニスやサッカーなど運動部のアスリートもいる。

「運動部の方も視察しないか、ハル」
「まあ、一度見ておいても損はないな…会長さんが飛び入りでなんかやってるかもしれないし」

球技はボールが顔にでも当たったらまずいので、リストでも禁じてある。本当はイメージビデオで見るように砂浜でビキニ姿で胸を揺らしながら走るようなシーンに役立つ方法でも学んで欲しい。
元女子校だけあって女子だけの部活が多い。体育館を見て回っていると、バトン部という弱小がまだあったんだと感心していると、なんとそこにいた。

「おお、ポニーテールにしてるな。女の間では好まれないそうだけど、男は揺れるものをつい見ちまうからな」
「部員自体少ないから、補欠の候補は見つかりそうにない」

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