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朝、目が覚めると………
官能リレー小説 - 学園物

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朝、目が覚めると……… 5

「一応帝も両親に説明くらいしたほうが良いんじゃない?」
「そうですわ。たとえ幽霊でもお喜びになると思いますし」

たしかに言われてみれば、そうだけど俺の両親はお前らが考えてるのとは違うんだぞ!

「お前ら、俺の両親の事は知っているのか?」
「ええ、知ってるわよ。近所では有名だもん。仲の良いオシドリ夫婦って」
蓮が真顔で言い放った。
いや・・それは違うわけで・・・世間ではそうだけど・・あ〜!!どうすればいいんだぁ!!
「まあ、あれだ…一緒に暮らしてみればわかるんだが、世間一般の常識からはずれたような連中だ。一般人とは考え方が違う、って思ってくれればいい」
かなり控えめにいってこんな感じだろう。
「へぇ〜そうなんだ。知らなかったな〜」
蓮は感心したような表情にはなっているが目が笑っている…おい、まともに聞いてねぇな。
近くにいる留奈は暢気に何時の間にかお茶をすすってる。
「…言い難いのでしたら、従姉の飛鳥さんに相談したらいいですわ」
金沢飛鳥(カナザワアスカ)。俺の従姉であり、同じ高校の先輩でもある。
変わり者の両親がいる家にわざわざ下宿してもらっているのだが、これには
理由がある。彼女の両親は海外赴任中なのだが、殆ど日本には戻っていない。
高校卒業後は海外の大学に留学するので、それまで俺の両親が引き取ったらしい。
性格は優しく、うちではズボラな両親の代わりに家事までこなしている女性で
俺も憧れていた。
もちろん蓮や留奈なんか『アスカお姉さま♪』って言って慕っているわけだが…
「飛鳥さん、俺を見た瞬間泣きまくって説明するどころじゃないんじゃ・・・」
飛鳥さんは昔から俺のことを本当の弟のように可愛がってくれていた。俺の葬式

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