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生徒会アイドル化計画
官能リレー小説 - 学園物

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生徒会アイドル化計画 3

目的がわからないのは少しばかり怖さも残るが、かなり好みの女子の水着を撮影できるチャンスとあって心は高ぶる。

翌日もいつもどおり部室でカメラや機器の手入れをしていると、案の定ドアをノックする音が。
「開いてますんでどうぞ」
「し、失礼します」
昨日とはうって変わっておどおどした声の少女が入ってくる…ありゃ。

「高宮さんじゃないか…いったい何の用?」
高宮まどか、俺と同じクラスの女子。引っ込み思案であまり口数は多くないけど、クラスの女子では一番可愛いと思うし小柄だけどスタイルもよさそうだ。

「あの…私もその、生徒会の…板橋くんと赤羽くんに、会長さんが話があるから生徒会室までって」
「今度は俺たちから来いって話か」

グラビア撮影の目的がわからない上に相手の本拠地に赴かなくてはならない。

「こっちは数も少ない」
「備えておこう」

俺達は拒めない以上は対策を練る必要性に迫られる。互いにペン型カメラとICレコーダを忍ばせることにした。
昨日の申し出は餌で、実は写真部を潰す陰謀かもしれない。何かあるとすれば、会長と会計が怪しい。
どうせなら、生徒会役員と敵対してる派閥と接触を持っておけばよかった。

「そもそもなんで高宮さんを俺たちのところに向かわせたんだろう」
「あ、え、えっと…私も、生徒会の役員になったんです…」
「高宮さんが!?」
失礼ながら意外すぎた。全然自己主張するタイプではないだけに…生徒会選挙ってアイドルの総選挙みたいなもんなのかね。

「あの会長のパシリってわけか」
「そ、そういうわけじゃ…」

そんな話をしてるうちに生徒会室の前。
緊張感が出てきた。少し震える手でドアをノックする。

「いらっしゃい、ようこそ生徒会へ」
昨日のメンツが揃っている。しかし、なぜかジャージ姿だ。

「えーと、いろいろ伺いたいことはあるんですが」
「いいわよ。何でも聞いて頂戴」
見た目とは裏腹に?案外懐の深い人のようだ。

「まず、今日はなぜジャージで」
「とりあえず試しに撮影をと思って」
「そのために呼んだんですか?ここで水着じゃちょっとアンバランスなような気が」
…ジャージの下は水着なのか?まあでも学校で使うスク水だろう。テストにはなるかもしれないけど。

「この前スリーサイズ言ったよね?数字じゃわからない実物を証明してあげるよ」
やけに強気だな会長さん。
まあ自己申告の数字は疑いしか浮かばないからそれはそれでいいんだけど。

「ふん、どうせ私は眼中にないって顔ね」
「そういうわけじゃ」
相変わらずこちらの会計さんは不機嫌そうだ。いつもこんな感じなのかねぇ。

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