PiPi's World 投稿小説

消えた人間たち
官能リレー小説 - 学園物

の最初へ
 1
 3
の最後へ

消えた人間たち 3

「大きいし、やわらかいね」
「恭介、もっと強く」
「中の方はこりってしてる。吸っていい?」
美咲がいう通り表面だけでなく乳腺の部分の感触が伝わってくるまで指先を埋める。
「あ…最初は舌で」
「こう?」
「あ…ん…そう」
僕は彼女の乳首を舐めたり舌で転がすと、恍惚の表情を浮かべる。
「恭介…吸って」
「一度に両方吸ってもいい?」
「あっ、そんな…」
美咲の乳房を寄せて乳輪と乳首が隣同士に来るようにし、並んだ乳首を一度に舐めあげてから吸う。
「ふふ、あたし、いま恭介独り占めしてるんだよね・・・」
美咲が僕の頭をぎゅっと抱きしめてきた。
「なんだって?」
一旦胸から口を離し、僕は彼女の顔を見る。
「だってさ、貴方は今少なくともこの地域ではたった一人の『男』なのよ?」
「それってそんなに貴重なことか?」
不思議そうにそう首をかしげた僕に、美咲はこう言った。
「貴重に決まってるでしょ、貴方は顔は悪くない、と言うかイケメンの部類に入るよ?それが私たち女子グループの中に入ってる。もし男女で立場が逆だったらどうなると思う?」
彼女の問いに僕は即答した。
「間違いなく、襲われます」

このとき僕は、ようやく自分だけ特別に保健室で寝泊まりをさせられていたのかを理解した。
あれは、女子生徒たちの貞操を守るために行ったものではない、ただ一人となった男である僕を女子たちから守るためだったのだ。
「男は今や貴方一人、いくら私たち女子より力があっても数には勝てないよ?」
「たしかに」

僕たちは何回もキスを繰り返す。
「夜中に3人でこの街を車で出よう。」
「え?3人で?」
「僕と君と川村先生の3人だよ。だって僕、車の運転できないし。」
「分かった。あなたが望むなら私はあなたに従うわ。」
僕は川村先生に電話をかける。
「じゃあ3時間後に、はい。お願いします。」
「川村先生、夜中にこっそり学校を抜けて迎えに来るって。」
僕たちは、学校の連中が寝ている時間に街を出ることになった。
「見て!あの病院電気がついてる」
「人がいるかな?」
「もしいなくても、使えそうなもの…ありそうね」
もし他の街に行こうとしたら境界線に壁やバリケードがあったらどうしようと考えていると、隣町の総合病院に明らかに無人とは思えない雰囲気を察知し、そちらに向かうこととなった。
正面の門は僕らの学校と同じで不意の侵入を警戒して障害物や車でのバリケードがあって、正門には作業服にヘルメット姿に柄の長い鎌や斧を手にした門番が立ってる。
最初は僕以外の男性かと思ったら女の人だった。僕達の学校以外で初めて見る生存者でおそらく女子寮のナースと女医だろう。
僕たちは病院のロビーに通され、川村先生と婦長と女医で話すことになった。

SNSでこの小説を紹介

学園物の他のリレー小説

こちらから小説を探す