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学園の牝
官能リレー小説 - 学園物

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学園の牝 104

その様子を優しい笑顔で見守る悠。
愛しさのあまりそっと真の頬をなでると、真が目を覚ましてしまった。

「ん・・・う・・・?」
「あ、ゴメン。起こしちゃった?」

そう言って謝る悠を、妻の真は返事もせずに興味深そうに見つめている。

「・・・?顔に、何かついてる?」
「ううん、違うよ。・・・何か悠ちゃん、かっこよくなった?」
「え?そうかな?真の気のせいじゃない?」
「ううん。私、悠ちゃんのことなら何でもわかるもん。
 ・・・悠ちゃん、絶対にかっこよくなった」

そう言われても悠には心当たりなんてまるでない。
もっとも、これまでの経緯を知っている読者諸君ならお気づきであろう。
真の言う『かっこよくなった』理由が、一体何であるかを。

「う〜ん・・・よくわかんないけど・・・。
 真が言うんだからそうなんだろね」
「うん!悠ちゃんがかっこよくなって、私うれしい」
「ありがと。
 ぼくも真や他のみんなにふさわしい男になれるようにもっともっとがんばるよ」
「うん。私もがんばる」
「ありがと。でも、もう毒島先生のところに行ったりしないでね?」
「うん、気をつけるー」

そう言いながら戯れる悠と真の姿は、結婚ほやほやの新婚カップルのような仲睦まじい光景であった。
この後、悠は生徒会長となり、数多くの牝奴隷を救ったり娶ったりすることになるのだが・・・。
それはまた後日に語るとしよう。
それでは悠編の後日談、これにて閉幕とさせていただこう。

―――――悠編後日談、完。

それでは今度は後日談、浩二編をお楽しみいただこう。
悠編でもほんのちょっと出ていた浩二の不能・・・。
彼はなぜ不能に陥ってしまったのか?
それを乗り越えることはできたのか?
そして彼は父親の言葉の真意をつかみとることができたのか?
その辺も含めてお楽しみいただこう。
それでは後日談、浩二編の開幕である。

後日談、浩二編―――――
どよおぉ〜ん・・・・・・

ある教室の昼下がり。
今日も専用奴隷たちの嬌声のハーモニーを奏でる中、そんな擬音が聞こえてくるような一画があった。
その空間の中心にいるのは鷹栖浩二。
かつて己の欲のままに6人の専用奴隷たちを喘がせていた男は、別人のように落ち込んでしまっていた。

「・・・はぁ〜〜〜〜っ・・・・・・」
「「浩二さま、しっかりしてください!」」
「ほ、ほら元気出せよ」
「そ、そうですよ。いつもみたいに私どもをかわいがってくださいまし」
「浩二さま、ほら、浩二さまの大好きな茜のデカパイですよ〜」

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