PiPi's World 投稿小説

学園の牝
官能リレー小説 - 学園物

の最初へ
 9
 11
の最後へ

学園の牝 11

『特別教室』

それが浩二の視界に入ってきた天啓の正体である。
男尊女卑のこの時代、そんな社会になじめない『はぐれ者』や『落ちこぼれ』『不良』などの問題児が少なからず存在する。
この場合の問題児とは、万引き常習犯やドラッグジャンキーなどのようなものではない。
淫乱過多で男子生徒を不能にした生徒や、いつまで経ってもご主人様と出会えない牝奴隷、男尊女卑の社会を受け入れられない女生徒などを指す。
そんな問題児を集め、更生させるためのシステム。
それがここ、『特別教室』なのである。
ここにいる生徒はまだ軽度の問題児だが、問題児は問題児。
多くの生徒から忌避するべき場所とされている。
もっとも浩二は新しい専用奴隷獲得に忙しくて、ここの存在を忘れていたわけだが。
しかし今の浩二にとってはこの上なくありがたい場所だった。
今、教室にいる牝奴隷たちでは自分の性欲を受け止めきれない。
肉便器では常時受け止めてもらうことができない。
ならば問題児なら?
中層クラスの男子生徒でダメなら性的エリートの自分ならどうだろう?
幸い、問題児を専用奴隷にしてはいけないという校則はない。
浩二は迷うことなく人外魔境たる特別教室へと入っていった。
特別教室は入退室のチェックが一応あり、最初の扉から入ると守衛室がある。
ここで用件を聞かれたり、生徒証のチェック等や、説明などが行われる事になっている。
これは貴重な男子生徒を守る為のシステムなのだが、浩二にとっては面倒なだけの存在である。
面倒くさそうな表情になった浩二だが、この場所にいた先客…困った顔で立ち尽くす少年を見て表情を変えた。
「悠?…なんでこんな所にいるんだ?…」
浩二が疑問に持つも当然…この場所にこの少年は余りにも不似合いである。

「あっ…うん…性活指導の先生から一度行ってみろと言われたんだけど…」
困った顔で返す悠。
浩二も別に悠の事は嫌いでない。
むしろその身体付きの割に自分と匹敵する精力を持つ者としてある種の共感すら感じている相手である。
それだけに一人しか相手にしない悠を『勿体ない』と言う目で見ていた。
「確かにいい指導だと思うぜ…お前の精力で一人だけなら、いずれあの娘を潰し兼ねないからだろうな」
多分教師もショック療法として悠をここにやったんだろうと想像する。

SNSでこの小説を紹介

学園物の他のリレー小説

こちらから小説を探す