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学園の牝
官能リレー小説 - 学園物

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学園の牝 10

当たり前だ。
専用奴隷は基本的に捨てる(別れる)ことが許されない。
ちょっとした手違いで、自分の性と出産の道具となる女がブサイクだったり、性格が悪かったりしたら?
冗談じゃない。
だからこそ敬一は自分の直感に従って最高の女を捜している。
生涯を共にできる最高の女という存在を。
だが今はどうだ?
顔はともかくプロポーションは平均並み、フェ○チオの実力も大したことない2人の肉便器。
そんな連中のことが忘れられないでいる。
あの何かに怯えるような、不安そうでひどく頼りない、目。
まるで誰かに助けを求めるような―。
・・・今も、どこぞの男子生徒のモノをなめているのだろうか。

「・・・くそっ」

そう思うと、敬一はいてもたってもいられなくなってその場を後にした。
とてつもなく不愉快なものを胸のうちに抱えたままで・・・。
敬一がいずこかへと姿を消した同時刻。
浩二は1人校舎の散歩としゃれこんでいた。
お仕置きを食らった古参の専用奴隷2人は、浩二の怒涛の責めで腰が抜け、今は新入り奴隷の三人と一緒に保健室のベッドで寝込んでいる。
おそらく午後の授業に出ることは無理だろう。

「んー・・・いい天気だなぁ」

そんなことを言いながら、心の中では悶々としたものを溜め込んでいた。

(まいったなぁ・・・。
 ここんとこたまってたから、つい本気で責めちゃったよ。
 あれじゃ今晩の相手なんて、誰もできないだろうな・・・。
 どうすっかな〜?)

それは学園のエリートである者だからこその贅沢な悩みだった。
男尊女卑のこの時代、子種は金以上の天下のまわりものとされ、子供をたくさん産ませるものほど優秀とされている。
絶倫の浩二もその素質を認められてこの学園に入学した。
そしてこの学園で浩二は新たに3人の専用奴隷を手に入れられた。
しかし性的エリートである浩二の性欲は満足という言葉を知らなかった。
いや、5人の専用奴隷総がかりでも彼を受け止めきれなかったと言うべきか。

(やっぱり新しい専用奴隷が必要かな〜)

とは言え、めぼしい牝奴隷はすべて『お手つき』だし、その辺の牝奴隷では自分の性欲を受け止め切れないだろう。
さてどうしたものかと考えていたその時だった。
天啓とも言うべき『もの』が浩二の視界に入ってきたのは・・・!

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