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就寝名簿
官能リレー小説 - 学園物

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就寝名簿 2

「そう、だけど…」

 石田さんは、部屋にずかずか入ってきて、僕の横になっている近くまで進み出た。
「就寝名簿で、これからいろんな女子とセックスするんでしょ。ろくに経験もテクもない人に、テクを学んでもらおう、というのが、私たち寮風紀委員会の結論なの」

 経験もテクもない…ずいぶんな言われようではある。

「経験もテクも、ない、って!」
「…じゃあ、まず、お風呂行こうか」

 この時代では、男子風呂女子風呂などは当然分かれていない。セックスする機会のある人なら、男女で一緒に入って、前戯の一部のように洗い合って、そしてセックスするのだった。

「どうせお風呂場でシコってるんでしょう」
その通り。僕は黙って着替えとタオルを持って石田さんに続いた。

 風呂はいつもよりにぎわっているようだ。同じような立場の人が案内されているようだ。

 僕はまず石田さんと向かい合って椅子に座らされた。
 石田さんは特に説明もなく手に石鹸をつけて僕を首から下に向かって洗っていく。

「緊張しないでね、混浴は昔からある文化だし、見せるのも触られるのも大して変わらないの」
「セックスそのものより、異性とのコミニケーションの方が重いかも」
洗われてるのに、なんだか汗が出てきてしまう。
「でも、いくらフリーセックスでも心の交流や合意がないと、ケダモノと変わらないわ」
「いずれはいろんな女子が相手となると、厳しい部分もあるかも」
「それを否定したら、平等の原則が崩壊するわ。スポーツとかと同じよ。好みでなかろうとルールと相手の人格は尊重しなきゃ」
自慰が見られると恥ずかしいけど、自己完結なのである意味気が楽だ。でも、セックスとなれば相手によっては本来の力を引き出せないかもしれない。
やはり、異性の肉体は好きなフェチを備えているほどこちらも興奮して得られる快感も大きいだろう。
「じゃあ、やってみて」
 ある程度ソコを洗った後、石田さんは向かいの椅子に腰掛けたまま、脚を大きく開いた。
 さすが、ある程度手入れされた茂みが、目に飛び込んだ。
「どうしたの??」
「あの、よく分からなくて。普通どうしていいのか」
 石田さんは不思議そうな目で僕を見た。
 「君、今まで何見てシコってたの?」
 「え、あ、ごめんなさい」
 「コミュニケーション苦手と思ってるなら、他の人を観察したら」
 僕は慌てて周りを見た。同じような立場の人が来ているので参考になるような人たちはいるだろうか?

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