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村の花婿
官能リレー小説 - 孕ませ/妊婦

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村の花婿 1

「ここ…どこなんだろう…?」
俺は御堂 一馬。登山に来て遭難してしまった。ちょっとコースを外れてみただけなのに、もう西も東も判らない。正直、山をナメていた…。
「はぁ…はぁ…体力も無くなって来た…でも俺はこんな所で死ぬ訳にはいかないんだ…」
アパートの部屋に隠してあるエロ本とDVD…あれを処分するまでは死ねない。だが、ついに空腹と疲労が限界に達し、俺は意識を失った……。




「……う…う〜ん…あ!ここは…!?」
目が覚めると俺は布団に寝かされていた。周囲を見回して見る。和室だ…。
「俺、助かったのかなぁ…?」
そこへ襖(ふすま)が静かに開いて着物姿の女の人が現れた。
「良かった…お目覚めになられましたか」

艶やかな長い黒髪に、着物の上からでも判る凹凸はっきりしたナイスバディの美人だ。
「あなたが助けてくれたんですか…?」
「はい、山中で倒れていたあなたを見つけ、仲間達と共に私達の村までお連れしたのです。…あ、申し遅れました。私、静と申します」
「静さんですか。いやあ、本当に助かりました!ありがとうございます!僕、御堂 一馬と言います。村の皆さんにもお礼がしたいんですが…」
「その前にお食事をお持ちいたしましたので、どうぞお召し上がりください。お腹がお空きでしょう?」
「あはは…実はずっと何も食べてなくて…いただきます!」
出された食事は玄米、味噌汁、川魚、漬け物などの粗食ばかりだったが美味かった。俺は全て平らげた。
「うふふ…おかわりもありますよ?」
「お願いします!…すいません、ほんと何から何まで…」
「いいえ、良いんですよ。たっぷり食べて精を付けてもらわないと…」
「は…?」
「いいえ、何でもありません。さあ、どうぞ遠慮なく…」
何か引っかかったが俺は大して気にしなかった。

その後、静さんがお風呂を沸かしてくれたので、俺は有り難く入らせてもらう事にした。
「あれ?シャワーも蛇口も無い。シャンプーもセッケンも無いじゃないか…これでどうやって洗えって言うんだ?」
そう言えばこの家には電気や水道といった設備がまるで無い。もう日が暮れているのに周りの家々にもロウソクか行灯(あんどん)くらいの明るさしか灯っていない所を見ると、この村自体に電気が無いようだ。
「はぁ〜…日本にまだこんな所があったのかぁ…」
俺が妙に感心していると、風呂の木戸がガラガラと開いて静さんが裸で入って来た。
「一馬様、お背中お流しいたします…」
「わわわぁ〜っ!!?」
手ぬぐい一枚で体の前面だけを隠しているが、全身ほど良くお肉の付いた体に少しタプタプのお腹と腰回り、それにHカップはあろうかという豊乳が堪らなくイヤらしい。
俺は慌てて湯船に身を沈めた。勃起してしまったのだ。
「いかがなさいました?遠慮などいりません、どうぞこちらに・・・」
静さんは風呂から出るどころか逆に身を沈めてしまった俺を見て、遠慮でもしていると思ったらしい。
彼女は木でできた椅子のそばに腰かけると、座ってくださいとその手をかざす。
静さん、マジですか。
真剣と書いてマジで俺がここから出られない理由がわからないんですか!?
しかしその理由を俺が口にするにはあまりに恥ずかしく。
せいぜいできることと言えば、『け、結構ですかりゃっ!』と噛みながら断るくらいのことだけだった。
だが向こうもこちらをもてなすためにあんな格好(裸)で来ているわけで。
「・・・?どうか、なさいましたか?先ほどから隠れるように湯船につかられて・・・。
 もしかしてどこか具合でもお悪いのですか?」
理由もわからずにかたくなに断られれば、どうかしたのかと思うのはむしろ自然な流れであった。
俺の様子に不審なものを感じた静さんは、おもむろに立ち上がるとやや速足でこちらに近寄ってくる。
その見事なスタイルを隠そうともせず。
当然Hカップ・・・いやIカップか?その見事なおっぱいはその大きさを誇示するようにはずみ。
定期的に手入れしているのか、綺麗に整えられた股間の茂みは丸見えなわけで。
健全な青年男子としては見ちゃいけないとわかっていても、そこから目を離せない。
その間に静さんはあっという間に湯船に入って俺のすぐそばまでやってきて。
いきなり自らの額を俺の額にこすり付けてきた。
「・・・・・・っ!!」
静さんの端正な顔立ちが、俺の網膜にどアップで映し出される。
初対面の時から美人だと思ってたけど、こうして間近で見ると静さんがどれくらい美人なのか、改めて実感する。
長いまつげや透き通った水晶のような瞳。ああ、そのぽってりしたくちびるもたまらないっス!
今まで体験したことのないドキドキ体験に俺の心臓はオーバーヒート寸前。
いつその鼓動が止まってもおかしくないと思う。
「熱はないようですね・・・。困ったわ、いったいどうすれば・・・」
(って、熱量ってたんですか、静さんっ!?こんな熱い風呂の中で、正確な熱なんてわかるわけないでしょおっ!?)

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