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人形遣い
官能リレー小説 - 人妻/熟女

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人形遣い 14

奇心が宿り、ギラギラと輝いていた。そこへ脂ぎった小太り
の客人がその人形に手をかけようとした。旦那は、咄嗟にそ
の男を突き飛ばし、人形にかばうように覆いかぶさった。そ
の人形は、どことなくゆみに似ていた。性欲に飢えたその人
形はすかさず旦那を両脚で捉え欲望の沼へ引きずり込んだ。
小太りの先客が、立ち上がり悪態をついたが、直ぐに隣の人
形に抱きついていた。飢えた人形は、冴えない男の肉棒を迎
え入れ時期に甘い声を上げ始めた。旦那は、人形の股に取り
込まれ動けなかったが股間を膨らませていた。首には両腕が
巻き付けられ唇が重なり合っている。匂い立つ沼は、旦那を
容赦なく深みへいざなう。人形の唇から舌がちょろちょろと
這い出し旦那の唇をこじ開ける。隣人は既に激しく腰を振っ
ていた。理性が溶け出し旦那はズボンを降ろし、人形の膣穴
めがけて肉棒を突き立てている。二人の舌は、ぬちょぬちょ
絡み合っている。わたしにも頂戴とばかりに後ろの人形が誘っ
てくる。一発中に発射した隣人が隣の人形を乗り捨て、後ろ
の人形にのしかかっていた。旦那も他の人形が気になりだし
ている。ここではどの人形も抱き放題、はめ放題なのだ。

ゆみは別室で旦那の行動を強制的に見せられていた。旦那が
廃棄人形の両脚の太ももの間に絡めとられたとき、顔をしか
めたぐらいで平静を装っていた。理性を失い舌を絡め始める
とゆみの奥歯に力が入り、不満そうにしている様子が窺えた。
旦那が周囲の人形に気を向け始めると、ゆみの下半身が何か
を思い出したかのように強張った。監視映像が旦那の勃起を
捉えると嫌でも行為を思い出すのだろう。ゆみの太腿がぷる
ぷると震えていた。吹っ切ったはずの旦那への想いは、不十
分なのは明らかだ。わたしは、ゆみの股間にぴったり張り付
いたラバーに視線を落す。ゆみの瞳は潤んでいた。今は待っ
てと訴えかけている。わたしは、容赦なく、股間のジッパー
に手をかける。ジッパーにきつく閉じられていたラバーが、
ジジジという音をたて、厭らしくパックリと開いていく。牝
穴がパックリとひらくようにラバーも左右に花開いた。そこ
からは湯気が立ち上っている。湯気の元が何であるかは問い
ただすまでもなかった。人形として微動だにしてはならない
掟を破った証拠、マン汁を垂れ流した証である。わたしは、
ゆみにがっかりした表情を見せる。ゆみの顔は暗く沈んだ。


「ゆみ、お前もあの男と同じだな」ゆっくりと低い声でゆみ
に語り掛ける。わたしはゆみを廃棄処分にするため、ゆみの
台座を動かし天井からつり下がっているワイヤーのフックに
かける。赤い電動ボタンを押すと、ゆみは旦那が牝を貪って
いる階へ運ばれていった。ゆみの鼻腔に、懐かしい雄の臭い
が漂ってきた。同時によく知る雄が、廃棄されたメスたちと
繋がり歓喜をあげている姿が目に飛び込んできた。その雄に
対する怒りは微塵もなかった、寧ろ受け入れようとしている
身体があるだけだった。人形になり言葉を発することを忘れ
たゆみはその雄を呼ぶことはできなかったが、雄の方はゆみ
に気付く。目が合うとゆみの股間から透明な雫が滴り落ちた。

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