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異世界でハーレム生活希望します
官能リレー小説 - ハーレム

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異世界でハーレム生活希望します 74

不完全な世界を渡れない竜。八つ首の飛べないヒュドラ、日本神話にも登場したヤマタノオロチ。俺はさしずめスサノオといったところの役割だな。
「俺の嫁を殺しまくりやがって、滅びやがれ!!」と千年年に怒りまくってやっつけたツケがこの人が消滅する世界なわけで、なんとかできないものか。
なぜ、俺の偽者が千年前に現れたか。
竜の命の具現化の一例といえばわかりやすいかも。
大地や世界から世界を渡る竜になるほどの力を別の世界を滅ぼしても、竜が得られず人間の姿で召喚された。覇王を召喚する儀式の魔法を誰かまちがえたんだろう。タイミング悪く覇王に祭り上げられて、やらかしたあと、俺が遅れてのこのこと女王として転生したってわけだ。
消滅、つまり命が別の世界に強制的に渡らせられて、女神の命は覇王を求めて転生を繰り返す。
俺とセックスすれは、ちゃんと女神の命は俺がいる世界にいるとわかるのか別の世界に渡らないようになる。だから消滅しなくなる。
しかし、この世界でヤマタノオロチになった女神の命をやっつけて強制的転生させた分だけ、女神の世界を加護する力が不足している。
未来の俺が見つけたかなりの魔力の塊の分だけ、この世界には女神の命の力が不足しているわけだ。
覇王も女神が一人ぼっちでさみしくて、命の力を削って召喚した存在だから、女神の命の化身みたいなもの。
俺が消滅しないと、未来の俺が転生しないかは気になるところだが、俺が消滅すれば女神の命も別の世界へ渡り始めて、この世界は終わってしまい、未来へつながらない。
つまり、カロリーナが賢者の杖と魔法陣で体験した世界が存在するようにするには、俺は消滅しないようにこの世界で生きぬかなくちゃならない。
俺は自分で転生したいと願わないかぎり消滅しないはずだが、カロリーナが千年前の貴重な賢者の石を使っていなければ、また別の世界に転生して、つまりこの世界からは消滅していたかもしれない。
女神の加護というより、女神の化身の介護を受けて再転生をまぬがれた感じ。
ヤマタノオロチを消し去って魔力切れになって眠っているうちに、いろんなことを忘れて、王城に素っ裸で千年後の女神の命のかけらが足りない滅びかけている世界に転生してきたところ。そのあと千年か一万年先なのかはわからないが、滅びなかった世界に転生した俺が、俺が怒って強制転生させた竜、もともとこの時代の世界の均衡を保っていた女神の命の力を少しでも戻すために、時を越えて魔法陣で返してきたってところだ。
「魔法陣で未来の覇王様が戻してきた女神の世界を加護する力、つまり魔力は、御主人様が消滅しないようにするために、とっておきませんか?」
カロリーナの提案に俺は「却下」と即答した。
「モンスターだけでなく、人間も消滅で全滅することで、やがて滅びてしまう世界なのは、俺が転生して来ても今は変わってない。俺を一度蘇生させるのに賢者の石がひとつ分あれば足りるとして、一万回蘇生してもおつりがくるぐらいの魔力が魔法陣にはある」
「でも、御主人様がこの世界の女性たちとたくさんして、もともと魔力を保持する力が弱い覇王の花嫁たちに、魔力を供給し続けるのは、一万回死んでしまうぐらい大変かと……」
「魔力の上限だけでなく、俺が相手のいろいろな能力の情報をふれただけで理解できるとしたら、カロリーナさんはどうする?」
「御主人様、そんなことできるのですか?」
「できる、というか、魔法陣のおかげでできるようになったよ」

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