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異世界でハーレム生活希望します
官能リレー小説 - ハーレム

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異世界でハーレム生活希望します 67

女神は人間の女性だけでなく、サキュバスの命のなかにまで潜んで、覇王を探し続けてきたってわけか。
サキュバスなら男性に接触する機会が、吸血鬼や狼男よりも多いから、好都合だったのかもな。
神様だった覇王、なんか女神にすごく恨まれたりしてないだろうな?
俺の不安とはうらはらに、三人の嫁たちはうれしそうにこちらを見つめているんだが。性格も容姿もちがう三人なのに、この連帯感はなんなんだろう。
「お師匠様、宝玉の時代の覇王の人と千年前の覇王の人の性格や花嫁に対する考えかたが、あまりにちがいすぎませんか?」
「私たちの御主人様は、優しい人でよかったな」
クリスが石板に封じこめられた時代は、覇王は出現していなかった時期だったのかも。
クリスが暴虐の覇王の時代に石板から抜け出して、覇王と関係を持っていたら肉体を魔法で生成したとしても、飽きるまで弄ばれたあと、消滅させられていたかもしれない。
「お師匠様、女神の命のかけらを持つ人が、わたしにはよくわからないんですが?」
リゼットが言うと「あたしもわかりませーん」とクリスが手を上げた。
「思い出して。私たちが御主人様を見たとき、胸が高鳴ったりしただろう?」
「お師匠様もですか?」
「もちろんだ。リゼット、私のことをあまり感情がない人間だと思ってないか?」
「そんなことないですよ、お師匠様」
「うん、あたし、どきどきした!」
いいぞ、クリス。二人をどんどんなごませろ。
女子トークの見えない雰囲気の壁に、むりやり突っ込む俺じゃないぞ。俺は傍観者です、話しかけないでください。
「不思議だと私は思った。今の身体変化の魔法を施した御主人様なら、美しいと目を奪われてもおかしくはないが、全裸で牢屋に入れられていた姿は、お世辞にも美しいとは思えない憐れな姿だった。でも、私は胸がときめいた」
たしかに、弟子の美少女リゼットを恋人にしたカロリーナが、男性の俺に惚れるというのは、不自然きわまりない。
「それを私は、覇王にはそういう能力があるものなのだと、それ以上は考えないことにした。そのほうが楽だったから。それが誤りだったとすぐに気づかされることになった。騎士ファリエールに御主人様が処刑されてしまったからだ」
俺は覇王って手をふれないと発情させられないもんだって考えてたけど、ここは傍観者であえてスルーしておこう。
「私は心の底から、自分の浅はかさを悔やんだ。そこで、死者を甦らせる禁忌の魔法を行うことにさえ、ためらいはなかった。それが必要だと確信したからだ。リゼットはどうだった?」

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