PiPi's World 投稿小説

異世界でハーレム生活希望します
官能リレー小説 - ハーレム

の最初へ
 52
 54
の最後へ

異世界でハーレム生活希望します 54

そういえば、普段、教会で俺としたあと、リゼットはそのあと疲れるのか、俺の隣でぐっすり眠っていた。
リゼットはベッドの上で身を投げ出したまま、うっとりと恍惚とした表情のまま動けなくなってしまっていた。
書斎でクリスに読んでおく本を与えておいて、無事に魔力の補充が終わったか気にして、カロリーナが寝室をのぞきに来た。
「私はこれでも優秀な魔導師だからな。御主人様としてもそのあと人事不省にならないように、それなりに対策を自分に施してある。それでも、しばらく気持ち良すぎて体に力が入らなくなったけれども……」
「対策ですか?」
無防備な姿のまま眠り込んでしまったリゼットに毛布をかけてやりながら、カロリーナが言った。
俺の魔力を抑制する魔法を開発するために、性感を発情しても抑制する魔法を元にしたらしい。
「御主人様の魔力を制御する身体変化の魔法は、肌をきれいに保つ魔法と感覚を調整する魔法を組み合わせて作ったものだ。こういう話は嫌いではないか?」
「いや、おもしろいですよ。俺のいた世界は魔法がない世界だったので。せっかく来れたこの世界のことをもっと知りたい」
「そうか。私も魔法に関してはもっと知りたい。御主人様に消滅をなくしてもらったので、もらった時間を大切に使わせてもらう」
感覚を調整する魔法か。聴覚を上げて周囲の物音に聞き耳をたてたり、視力を上げて遠くを見わたすとか動体視力を上げて攻撃を回避したり、ゲームでも補助としていろいろあったな。
「負傷したときに痛みをやわらげる魔法は、使い道をまちがえると、自分の体の状態を知らせる感覚を鈍らせているともいえるので危険ではある。感覚は心の状態が強く影響するので、興奮した心を落ち着かせる魔法が効果がある。それにしても、リゼットは気持ち良さそうな寝顔をしている。うらやましいな」
気絶寸前まで快感に思いっきり溺れて、終わったあと恍惚と余韻の中で安心して眠りに落ちる。しかし、カロリーナはクリスやリゼットを心配してそれをあきらめた。
本音は「うらやましいな」と思っているんだろう。
「リゼットが目を覚ますまで、御主人様もリゼットのとなりでゆっくり寝ていけばいい。安心しろ。寝ている間に私やクリスに襲われる心配はない」
そう言って微笑すると俺の頬にチュッとキスをして、寝室からカロリーナが出て行った。
調子にのって、リゼットにもっと長く前戯の愛撫していたり、抜かずに連続でしていたら、もしかすると、カロリーナがリゼットを心配して様子をうかがいに来たとき、やってる真っ最中だったかもしれない。
真っ最中をじっくり人に見られてするのは、ちょっと気まずい。
そういうのが好きという人もいるかもしれないが、クリスとしている時にカロリーナとリゼットがそばにいたが、恥ずかしさで落ち着かない感じだった。
俺はリゼットの隣で添い寝をするみたいに寝そべって、今は俺、カロリーナとリゼットの"ヒモ"として暮らしているようなもんだからなぁ、と考えていた。
カロリーナは王国の宮廷魔術師に任命されるほどの魔導師で、魔法の技術を使った依頼をこなして稼いでいる。

SNSでこの小説を紹介

ハーレムの他のリレー小説

こちらから小説を探す