PiPi's World 投稿小説

異世界でハーレム生活希望します
官能リレー小説 - ハーレム

の最初へ
 4
 6
の最後へ

異世界でハーレム生活希望します 6

師匠というから、てっきり俺はカロリーナを老婆だと思い込んでいた。会ったらすぐに「リゼットにセックスについてちゃんと教えてないんですか?」と一発びしっと言ってやろうと思っていたのだが、俺はカロリーナの艶かしい雰囲気にすっかりのまれてしまった。
まいりました、って感じだ。
「男の人は勃起がなおらないと、眠れなくなって体調が悪くなったり、イライラしたりするんですよね」
リゼットが師匠に確認している。
「教えたはずだ。性欲は動物の本能。欲情すると男性は性器が勃つ。だから、射精させて性欲を発散させてあげないといけないと」
カロリーナがおだやかな口調でリゼットに答えた。
それはそうなんだが、なんかちがう。健康管理って意味じゃなくて、セックスは愛情表現だったり、スキンシップだったりすることを、リゼットにしっかりと教えるべきじゃないのか?
「すいません、賢者の石の効果で、俺は勃起しっぱなしなんじゃないですか?」
話の流れだと、俺がずっとムラムラと欲情しているから勃起しっぱなし、という感じになりそうだったので、カロリーナに質問してみた。
「どうして私たちが、君のことを賢者の石を使ってまで蘇生させたのかわかるか?」
「わかりません。とてもありがたいとは思いましたけど」
「君はこの世界にとって貴重で特別な存在だからだ」
「王になる資格があるとか、リゼットからいちおう聞きました」
カロリーナがため息をひとつもらして、俺の顔をじっと見つめた。
「賢者の石の効果かどうか、蘇生術の成功例があまりに少ないので私にもわかりかねる。これは私の推測だが、聞いてみる気はあるか?」
「はい。教えて下さい」
カロリーナの推測。
この世界の女王たちは強い魔力を持つ愛液のために、普通の男性では交わることができない。女王たちと交わることがあれば愛液の魔力に侵されて落命する。しかし、強い魔力を含む俺ならば交わることができる。
逆に女王たちほどの魔力を持たない女性には、精液に含まれる魔力が、何らかの効果をもたらす。俺が交わった女性の資質によって効果はちがう。
「君の強い魔力を持つと思われる精液は、この世界の者たちにとって、千年に一度の、神の偉大なる恩恵そのものといえるだろう」
「俺の精液が特別ってことなんですね」
「そうだ。しかし、強い魔力を持つ特別な存在でもあっさりと殺されてしまうとは、私たちにとって想定外だった」
「じゃあ、試練っていうのは……」
「覇王として世界を変革すること」
俺は女王たちとセックスするために、この世界に召喚されたということか?
「君とまぐわいの儀式をした女王は魔力が強まるということだ。それが各国の同盟で均衡を保っているこの状況で、どんな意味があるか説明は不要だろう」
「俺を手に入れた王国は、他の国より優位となる」
「そうだ。だから君は騎士ファリエールによって抹殺されかけたのかもしれない」

SNSでこの小説を紹介

ハーレムの他のリレー小説

こちらから小説を探す