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異世界でハーレム生活希望します
官能リレー小説 - ハーレム

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異世界でハーレム生活希望します 49

「カロリーナさん、大丈夫?」
膣内射精二発連続はやりすぎたか。心配になって俺はカロリーナをソファーに腰を下ろさせた。
「んっ、まだ、体にさわられると敏感になっているが、大丈夫だ。今、覇王の魔力が全身にめぐっていて……すごく気持ちいい」
うっとりとしながら、まだ絶頂の余韻で脱力しているカロリーナが言った。
「ただ、まだ体に力が入らないし、さわられたら感じすぎて、これではすぐに寝室には戻れないな」
目を閉じて、隣に座った俺に寄りかかって無防備な姿をさらしているカロリーナは、かなりセクシーだと思う。
手をつないでまったり休憩していると、カロリーナの手が書斎に来たときはひんやりしていたのに、少し温かい感じがした。
「魔力が少なくなると体温が下がっていく。そのまま体温が下がりすぎて気絶すると、目を覚まさずに衰弱して消滅する。覇王の花嫁は消滅しないから、眠り続けて死に至るのかもしれない」
というのがカロリーナの推測だが、カロリーナやリゼットは放っておくと誰かのために魔力を使いすぎてしまいそうな性格な気がする。
クリスはサキュバスの本能に従って魔力が減ってくると吸収しようとするだろうが、覇王の魔力で肉体を生成したばかりで魔法を使ってないのに、何で魔力を吸収しようとしたんだろう?
「そう言われたら、気になることがひとつある。クリスティーナとキスをしたとき、変わった甘い匂いがした。あれは詠唱なしで魔法を使っていたと考えれば納得できる。戻って調べてみようか」
「その前に俺の裸もあれなんで、なんとかなりませんか?」
魔導師としてクリスの魔法について考えていたカロリーナが、はっと素にもどって笑顔を浮かべると「わかった」とうなずいた。
書斎から一度廊下に出て、カロリーナが目を閉じて扉に手をふれて開くと、部屋の中は衣装部屋になっていた。俺がメイド服に着て出てくると、また同じやりかたで、部屋の中は、リゼットの待つ寝室になっていた。
扉を開けると行きたい部屋に移動するのは、仕掛けを発動するために魔力をわずかに消費するらしい。教会から塔に移動する仕掛けと同じ魔法の仕掛けらしいが、俺にはわからない。書斎に行くためにふたりで歩いたのは、魔力を節約するためだったらしい。
クリスはまだぐっすりと眠っていた。
「リゼット、試しに解毒の魔法をこの寝室を範囲にしてかけてみてくれ」
寝室に戻ったクリスティーナに、いきなりリゼットは言われ、僧侶の衣装を着ると、解毒の魔法の呪文を詠唱して、頭上に上げた手を頭上でひらいた。
「んー」
ベッドで目覚めたクリスが、身を起こしてのびをした。
「リリア、あたし寝ちゃってた?」
「うん、ちょっとね。気持ち良さそうな寝顔だったよ」

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