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異世界でハーレム生活希望します
官能リレー小説 - ハーレム

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異世界でハーレム生活希望します 45

「魔力を奪取されても、御主人様は疲労感やめまいなども感じていないという。魔力が奪取され、急激に枯渇すれば死に至る危険もあるほどなのに。それも魔法の常識からすると、わからない」
クリスを覇王の花嫁にするとき、そんな危険があるとカロリーナはまったく言ってなかったんだが。まあ、危険があっても、クリスを消滅させないように、俺のできることはとにかくやるのは変わらないけど。
リゼットの仮眠の前にかけてくれたキスの治癒の魔法は、ゲームでいえば全回復なのかもしれない。
クリスを覇王の花嫁にするぐらいまでは安全、とカロリーナが判断したのかもと俺は考えることにした。
俺はカロリーナやリゼットみたいに、自分の使っている魔力を制御していない。仮眠の前にリゼットから治癒の魔法のキスをしてもらったときに、初めてリゼットの魔力らしいものをなんとなく感じた気がしたぐらい。
もしかして、普段のおはようとおやすみのキスのとき、リゼットは俺の魔力の枯渇を防ぐために魔力を供給してた?
「ああ、もちろん、リゼットには御主人様の魔力をこまめに補充するようにいいつけてある」
カロリーナが今ごろ気づいたのかと思ったかはわからないが、そう俺に言った。じゃあ、リゼットの使った魔力はどうやって補充されているんだろう?
二人と俺で話をしているあいだに、クリスはベッドの端で猫が体を丸めて寝るみたいに、体を丸めてすやすやと眠っていた。
ぐっすり眠って起きたら魔力が回復するとかないのかな?
「御主人様、さっきリゼットの魔力は私が補充したから、リゼットの魔力が尽きることはない」
俺の徹夜して減った体力を回復するのに、リゼットは回復の魔法を使ったので魔力は減ったはずだと考えていると、カロリーナが言った。
「さっき?」
「私とリゼットがキスしているのを、ちらちら気にして見ていたではないか」
いちゃいちゃしていただけではではなかったらしい。
「ご主人様、あの……お願いがあります」
リゼットがちょっと気まずそうな顔で言った。
「お師匠様はわたしに魔力をわけてくれたんですが、お師匠様はクリスちゃんに根こそぎ魔力奪取されないように防御魔法を使いながら、同時に魔力をクリスちゃんにおしおきで魔力をわけてあげてたんです。だから、今、わたしだったら命が危険なぐらい魔力を使ってるんです」
「えっ、カロリーナさん、大丈夫なんですか?」
「かなりきつい。だが、私しかできないことだからな」
「わたしはともかく、お師匠様に、ご主人様の覇王の魔力をわけていただけませんか。クリスちゃんを覇王の花嫁にして、とても疲れているのはわかっているんですけど」
男の娘になってしまった魔法の変装で魔力を消耗しきらないようにリゼットが俺にキスで魔力をわけたり、徹夜のあとは治癒の魔法で体力を回復した。
リゼットが魔力を使いきってしまわないように、カロリーナがリゼットに魔力をわけて、さらに覇王の花嫁としてパワーアップさせたクリスの対応で、俺の身代わりになってさらに魔力を消耗した。
そして、カロリーナが「かなりきつい」というぐらい無理をしている状況。
そんな状況の流れをたどるように考えれば、もともとは俺がカロリーナを「かなりきつい」状況にした原因なんじゃないか?

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